読売ジャイアンツ・オドーアが帰国した理由を江川卓氏が分析 「日本は2ボールから…」
江川卓氏が読売ジャイアンツの新外国人選手だったオドーアが開幕前に帰国した理由を分析。「途中で辞めてしまうケースは昔にもあった」と話し…。
元読売ジャイアンツの江川卓氏が、自身のYouTubeチャンネル「江川卓のたかされ」で、開幕前に帰国したルーグネッド・オドーア選手について語った。
■オドーア選手の帰国に江川氏が…
スタッフはメジャー通算178ホームランの実績を引っ提げ巨人に入団したものの、開幕前に帰国したオドーア選手について江川氏の見解を質問する。
同氏は「昔からよくある話で。メジャーに行った選手が日本に来たときに、よくある話なんですよね。3Aから日本に来た選手はほとんどないんです。彼はメジャーで178本打っているんだよね、そういう選手にありがちなシチュエーション」と持論を展開した。
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■日本とアメリカで野球に違い
さらに「メジャーはツーボールから必ずまっすぐが来るんです。日本はツーボールからでもフォークボールを投げるんです。そこの違いがすごくある」と指摘する。
続けて「そこを『なんだよこの野球』って思うメジャーリーガーがときどきいるんですよ。そこで合わなくて、 オープン戦で成績が上がらない。帰っちゃうケースは少ないんですけど、 途中で辞めてしまうケースは昔にもあった」と解説した。
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■日本の野球に対応できない選手は帰国する場合も
江川氏はさらに「メジャーの野球が1番正しくて、日本の野球が間違っていると言わないけど、異質の野球をやりすぎていると感じすぎてしまう方は、こういうことが起こりうる」と話す。
その後も日本とメジャーで野球や審判のストライクゾーンが異なっていることを指摘し「対応できない選手は帰ってしまうことがある」と分析する。
スタッフが「外国人の方が途中で帰ってしまうのは、直近だと巨人が多いですが、それは(巨人に)限らずですか?」と質問すると、同氏は「限らずです」と持論を展開していた。
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■途中で帰国する選手はほかにも…
オドーア選手のように開幕前の帰国はレアケースだが、メジャーリーグで結果を残した選手がシーズン中に辞めるケースは多々ある。
有名なところでは阪神タイガースのマイク・グリーンウェル氏や巨人のダン・ミセリ氏、ソフトバンクのブラッド・ペニー氏がメジャーでの実績を引っ提げ来日したものの、わずか数試合で帰国している。
一方で楽天イーグルスのアンドリュー・ジョーンズ選手や千葉ロッテのフリオ・フランコ選手など、MLBの大物が日本でも結果を出したケースもある。