若者も注目!欧米のおしゃれマダムから学ぶ着こなし術
カリッカリのおしゃれジジイを目指しているスタイリストの久保田(フランソワ)です、こんにちは。
「世界のマダムのおしゃれスナップ展」という、世界中のおしゃれマダム(=セカオシャ)の写真を集めた素敵な展示会があるのですが、今回はその第2弾に行って来ました。
場所は渋谷の西武百貨店。最終日の閉館間際にお邪魔したのですが、7階にある会場はかなり多くの人で賑わっていました。
画像をもっと見る
■海外のイケてるファッション
ばばぁん! どうですか、このオシャレ具合。
海外だから多少派手でも許される、という範疇をはるかに超えた傾き(かぶき)っぷりじゃないですか?
何より、おしゃれをエンジョイしてる証ともいえるこの笑顔が素晴らしいのです。
…と、このような妙齢のファッショニスタの写真ばかりが展示された会場なのですが、意外にも来てるお客さんの平均年齢は若く、ざっと見る限り20〜30代前半といったところ。
中にはファッション専門学校生とおぼしき若者も数人見受けられ、熱心に写真に近づいて凝視したり本格的なカメラで撮影していたりもします(館内は撮影OK)。
被写体は女性が多いのですが、中にはこんなセカオシャおじさんも。
ヤバいです、相当イケてます。こんなジジイになりてーなー。
今年のトレンド、タッキーファッションも軽々と取り入れてしまうマダムパワー! しかも、ちゃんとオシャレにまとまっているところがスゴイです。
一方で、こんなクールなモノトーンコーデもお手の物。カールラガーフェルドもびっくりです。
■欧米マダムに学ぶ着こなし術
今回、1番ぐっときた作品がこちら。歳を重ねると体の肉が重力に負けて下がってきますが、おかげで首元やデコルテは適度に痩せてキレイになります。
こちらのマダムはきちんとそれを理解して、美しいデコルテをアピールしつつも凛とした佇まいを崩さないことで下品に見えないようにしています。
ギリギリまでシェイプされたウエストラインや、キリっと引かれた大人色のリップ、何より緊張感ある姿勢がその要因。
日本に洋服が入って来てから、まだたったの100年ほどしか経っていません。ぜひ洋服の大先輩である欧米マダムから、着こなしのコツを学ばせていただきたいものです。
(文/久保田フランソワ)