お寺のクリスマス事情ってどうなの?あれの代わりになる、もどきレシピとは…
こんにちは、精進料理研究家・食ライターの麻生怜菜です。街はすっかりクリスマスモードですね! クリスマスソングが流れ、煌びやかなイルミネーションを見ると、今年も1年が終わるな~とすっかり年末の気分になってしまいます。
●お寺では、クリスマスをどう過ごす?
そんなクリスマスモード一色な中、私の夫の実家はお寺! イエス・キリストの降誕を祝う「クリスマス」はどうやって過ごすのかというと…我が家の場合は、いわゆるクリスマス的なイベントはございません。普通の日と同じように過ごしています。
でも、この日ばかりは、世間一般に早く仕事を切り上げるかと思うので、我が家も便乗して早めに仕事を終え、おうちでゆっくりご飯を食べ、のんびり過ごすのが定番になってしまいました。(ちなみに、仏教でも開祖のお釈迦様の誕生を祝う日にはお祝いがあります。全国的には花まつりが行われる4月8日です。)
結婚後、徐々に増えてきたお寺関係の友人に聞くと、お寺ではクリスマスをしないけど、家庭内ではクリスマスがあるところのほうが多いようです。特にお子様がいる家庭だと、クリスマスツリーを飾ったり、クリスマスプレゼントを渡したりといった行事をするという声が多数。つまり、お寺の方針や考え方によって様々ですが、日本の通例行事としては、すっかり浸透しているといえるのではないでしょうか。
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●クリスマス料理…もどき!
今回は、殺生の考え方でチキンは選ばないけど、なんとなく「クリスマスっぽい料理が食べたい!」とお寺関係の人に言われたときにオススメしたい、「もどき料理」を紹介します。お肉の代わりに高野豆腐を使っています。カロリー制限中の方にもオススメですよ!
■高野豆腐のクリスピーチキンもどき(調理時間15分)
【材料】(2人分)
高野豆腐:1枚 <水に戻し、一口大に切る>
[A]酒・?油:各小さじ2
[A]すりおろしにんにく・生姜:各小さじ1/2
[B]薄力粉:小さじ4
[B]豆乳:大さじ <水でもOK>
コーンフレーク:大さじ2 <粗めに砕く>
油:適量
【作り方】
1:高野豆腐と[A]をビニール袋にいれて、よくもみ、下味をつける
2:[B]をあわせた衣にくぐらせ、砕いたコーンフレークをまぶす
3:きつね色になるまで揚げる(180℃ 2~3分)
豆乳でコクを出し、コーンフレークのザクザクした食感がクセになる1品です。ぜひお試しください。
今年も残りあとわずか。忘年会に大晦日、正月とイベントが続きます。美味しいものを食べて飲んで、楽しく過ごしたいものですね!
(文/精進料理研究家、食ライター・麻生怜菜)