一般人に出川イングリッシュはムリ…英語学習に便利な機能とは
仕事やプライベートで、使いこなせると便利なことの多い英語。
とんでもない英語なのに、なぜか通じる「出川イングリッシュ」が話題だが、あれでコミュニケーションするのは一般人にはかなり難易度が高いだろう。
人によって目指す英語力はさまざまだが、ハードルのひとつとなるのがヒアリング。出川も「Aircraft Carrier(エアクラフト・キャリア)」を「エレクトリック・キャビア」と聞き取る“空耳”を見せたが、ネイティブの英語を聞き取るには一定の訓練が必要だ。
海外映画やニュースでヒアリングを鍛える人も少なくないが、ある程度のところまでは学習用のテキストなどに付属しているCDで、繰り返し勉強する人も多い。
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■トラック数の多さが学習意欲を削ぐ
市販のものや英会話スクールの教材ほかタイプはいろいろあるが、共通するのはトラック数が多いこと。そのため頭出しをするのがかなり面倒なことも。
ダウンロードデータになっているものやWeb上で再生できるものは、PCやスマホのプレイヤーで聴けるので、数字を入力しての再生指定が可能だがここにもデメリットがある。
「PCやスマホを操作していると、LINEやメッセージ機能などが起動したり、メッセージが届いたと知らせてきたりして、結局勉強に集中できないんですよ」
こう語るのは独学をメインに3年ほど英語学習に取り組む、40代男性のDさん。
自宅にあったCDプレイヤーを使うようになったが、強くボタンを押し続けたせいか壊れたことをきっかけに、家電量販店へ新しいCDプレイヤーを買いに出かけたという。
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■語学学習に特化した機種との出会い
売り場へ足を運ぶと「語学学習に便利」などのPOPがあり、便利な機能が多いことにテンションが上がったそうだ。
「聞き取りにくい時に便利な、スロー再生がありました。さらに“これだ!”と思ったのは、頭出しのための『+10』ボタンです。リモコンもあるので、操作もスムーズになって…早く新しいのを買うべきでしたね」
近年は多機能のアイテムが増えているため目立たないことが多いが、使用目的が限定された製品の中には「あるとめちゃくちゃ便利!」な機能が備わっていて、驚くことも少なくない。
東芝エルイートレーディングから2月上旬に発売された最新機種「TY-C300」を例に、語学学習に特化した機能をいくつか紹介してみよう。
・スピードコントロール
「-」を押すごとに90%・80%・70%・60%・50%の5段階で再生スピードをゆっくりでき、「+」を押すと同様に10%刻みで150%まで速くすることが可能。
これくらいスピード調整レンジがあれば、習熟に応じたスピードでヒアリングできる。
・レジューム再生
停止ボタンを1回だけ押すと、次回再生をした時には停止した位置から再生できる。(完全に終了したい時は停止ボタンを2度押し)
後から続きをやりたい時に、再度頭出しの必要がなく意外と便利な機能。
・「+10」ボタン
例えば46トラックめを再生したい時は「+10」を4回押してから、6回先送り。46回押すことを考えると、格段にラク。
別のメーカー・機種では「+10」ボタンに加えて、テンキータイプもあるが、語学学習ではこのボタンの有無で使い勝手が大幅に変わるため、機種選びの際に優先しておきたい仕様だ。
同製品ではこのほか、トラックの再生順を20個まで指定可能な「プログラム再生」機能もあり、集中的にいくつかのパートを順に繰り返す聞き方をしたい時、かなり役立つ。
よりスムーズに集中して学習できるツールは、勉強の効率を上げるためにも重要だ。特にペースをつかめていない時は、効率の悪さがつまずきとなって、勉強自体が億劫になってしまうこともある。
ボタンひとつで効率はかなり変わるので、ぜひチェックしてみてもらいたい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ)