「だってみんな花見てないし…」意外と多い花見が苦手な人
日本気象協会が3月8日に発表した「桜の開花予想」によると、福岡や東京の開花は3月22日。そろそろお花見の予定を決める人も多いだろう。
しらべぇ編集部の調査で、最も楽しみな春のイベントとして挙げられたお花見。しかし、多くの人が楽しみにするイベントとはいえ、苦手に思う人もいるはず。
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,363名を対象に「花見が苦手だ」という人の割合を調査した。
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■30代男性の半数近くが
全体では35.7%と3人に1人以上が「花見が苦手」と回答。みんなが楽しく浮かれて騒ぐイメージの花見だが、意外に苦手な人も少なくない印象だ。
男女では男性は34.3%に対し、女性は37.2%と女性が若干高めになっているのは、屋外での飲食で風や虫が気になったり、トイレの心配があったりするのだろうか。
性別・年代別で見てみると
全体的には女性の方が多い一方で、特徴的なのは30代男性の48.1%という半数近い数字。40代男性も36.7%と全体より高いが、他の年代男性が3割を切っているだけに目立つ。
女性は40代・50代が4割を超えるが、60代女性が全体で最も低く、年代と性別でばらつきのある状態のようだ。
特徴別で目立ったのは
6割を超えた「ネット右翼の自覚がある」「新興宗教に親しみを感じる」の二つ。
「信じている宗教がある」も51.5%と半数以上となっており、思想や宗教に関心の強い人は、お花見を苦手に感じている人が多い傾向。
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■宴会を分けたらラクなのに
実際に「花見が苦手」という人に話を聞いてみた。
「住宅街に住んでいますが近所に花見の名所があって、その時期は酔っ払いが騒いだり、ゴミを平気で捨てて行ったりする人が多くて最悪です。桜そのものは嫌いじゃないけど、花見の季節には憂鬱になります」(20代・女性)
「花見って言っても、単なる外での飲み会じゃないですか? 実際みんな、花なんか見てないし…。
リア充な子たちが、がんばって外で食べるにもいい感じの物を用意してくれるけど、冷めても美味しいものって限られるし、まだ寒い時期だし、普通にお店で飲む方が快適ですよね。ただそれを言うとノリが悪いと思われるから、口には出しませんけど」(30代・男性)
「家族でちょっと近所の公園へピクニック気分で…くらいなら、そんなに大変じゃないんですけど、友達家族と一緒に大勢でってなると準備も大変。天候も安定しない時期だし、酷い年なんて桜が全然咲いてない中で震えながらお弁当を食べたこともありました。
桜が見事な場所だと込むし、トイレなんかも並んだりして面倒だし、隣のグループがうるさいなんてことがあると最悪です。本当はお花だけ楽しんだら、食事や宴会は別の静かな場所の方がラクでいいんですけどね」(40代・女性)
マナーの悪い花見客は問題外だが、まだ気温が低い時期に屋外で飲食をするのが面倒というのも大きいようだ。
早くに予約で埋まってしまうが、桜の見える飲食店もあるし、最近は「日中に桜の鑑賞を楽しんでから、夕方に移動して飲み会をする」「コーヒーを買って、1本だけ桜のある公園で夜桜を見物する」といった人の話も聞く。
美しい桜を楽しむために、自分なりの「花見のスタイル」を見つけるのもオススメだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年2月24日~2017年2月27日
対象:全国20代~60代の男女1,363名(有効回答数)