好きな芸能人が売れると嫌いになる現象…バンドファンが離れる理由に納得
売れない時期を支えてくれたファンが、人気が出ると共に離れていく。
売れていないときから応援していたファンは、人気が出ると興味をなくす人が多いと言われている。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,348名に「芸能人について」の調査を行なった。
「好きな芸能人が売れると、興味がなくなるほうだ」と答えた人は、全体で18.8%。世間でよく言われている割には、少ない結果である。
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■売れて欲しいと思ってはいたのに…
性年代別では、男女ともに若い世代で高い割合になっている。
自分の手元から離れていく感覚に、気持ちが追いつかないとの意見が多い。
「自分がひっそりと応援しているものが、遠い存在になったようで寂しい。それまでは、がんばって売れて欲しいと思っていたのに」(20代・男性)
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■売れないアイドルファンの心理
売れない頃から見ているアイドルファンは、売れると複雑な思いを抱いてしまう。
「地下アイドルのファンは、身近なアイドルだからこそ応援しているところが大きい。売れる前に解散することがほとんどなのでまだ経験はないけど、おそらく気持ちは冷めていく気がする」(30代・男性)
人気アイドルでも、同じような気持ちのファンがいる。
「AKBファンにも、研究生にしか興味がない人は一定数いる。人気がある子よりも、あまりない子が好きな人も多い。成長を見守って、それなりに育ったら、次に行く感覚なのかな」(40代・男性)
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■音楽性が変わるのが嫌
バンド経験者では、3割以上と高い割合だ。
サカナクションのボーカル、山口一郎が自身のラジオで、「売れたら嫌いになる理由」について取り上げたことがあった。ミュージシャンにとっても、よくある出来事なのだ。
「売れたから嫌いになるんじゃなく、音楽性がかなり変わるのが嫌。メジャーな感じが出てきて、好きだった部分がなくなっていく。もちろん、自分たちの本意でない部分もあるんだろうけど…」(30代・女性)
新しいファンを獲得することは重要だが、それにより離れていく人たちがいる。当人にとっては、とても寂しいところだろう。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,348名 (有効回答数)