夏が終わり季節は秋へ 夕暮れ時に寂しい気持ちになる理由とは
たまには空模様の変化に、気持ちを向けてみるのもいいかも。
秋に近づくにつれて、日照時間が短くなっていく。そして夕暮れ時には、目を見張るような夕焼けが空一面に広がる。それを見て人々は、なぜか少し寂しい気持ちを抱くのだ。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,357名に「空模様について」の調査を実施。「夕暮れ時には切ない気持ちになるほうだ」と答えた人は、全体で26.1%。約4人に1人の人が、夕暮れ時に切なさを感じているのだ。
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■夕暮れ時を寂しく感じるのは若い女性に多い
性年代別では、20代から30代の女性に多くなっている。
若い女性は、感受性が豊かなのだろうか。
「空一面に広がる夕焼けを見たときは、とても切ない気分になる。『理由もないのに湧き上がる気持ちは、一体なんだんだろう?』と、ずっと疑問に思っているけど答えが出ない」(30代・女性)
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■夕暮れ時が寂しい理由とは
多くの人が共通して「夕暮れ時は寂しい」と思っていても、理由ははっきりとわからない。
「夕暮れを見ると『1日がこれで終わる』って、潜在意識を感じるからかもしれない。物事の終わりは、すべてが寂しいから。やっぱり日曜日の夕暮れ時が、一番つらいかな。明日から始まる仕事を思い出させるし…」(30代・男性)
少し暗いオレンジが、気持ちを変化させるのかも。
「夕焼けは赤系でも明るいものではなくて、黒を混ぜたような感じの暗い色をしている。このなんともいえない色合いが、寂しさを増長させていると思う。
さらに雲や夜の暗さなどで、いろんな色が混在しているところもポイント。同じものは二度と見られないところが、刹那って感じがするから」(40代・女性)
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■夏の終わりを感じさせるから
ひと夏の恋を経験している人は、半数以上もの人が夕暮れ時には切ない気持ちになると答えている。
夕暮れがきれいに見えるのは、なんといっても秋である。夏の終わりを感じさせるために、寂しくなるのではとの意見もあるほどだ。
「夕暮れが美しいのは、清少納言が言うように秋。夕暮れに意識がいくようになると、『もう、夏は終わったんだな』って思う。
夏は暑いしあまり好きではない私でも、なぜか終わるときには寂しい。夕暮れが、寂しさをさらに演出している感じもして…。そもそも、秋自体が切なさを感じる」(30代・女性)
寂しくはなれど、空を見上げられるのは気持ちに余裕があるからこそ。たまには空模様の変化に、気持ちを向けてみるのもいいかも。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,357名(有効回答数)