『島耕作』『GTO』など漫画でSDGsの普及を 浜田ブリトニーはギャルメイクで登場
国連が定めた「持続可能な開発目標(SDGs)」認知向上のため、漫画家たちが力を合わせることに。
SDGs×マンガのチカラ製作委員会が22日、渋谷区内の施設で会見し、著名な漫画家が顔を揃えた。この企画は、国連が2030年までに国際社会が実現すべき17の目標を定めた「持続可能な開発目標(SDGs)」を漫画の力で広めることが狙いだ。
講談社が協力して、各漫画家が一人一つのテーマを作品として描いて発刊する予定という。
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■そうそうたる漫画家が大集合
この日のプロジェクトの漫画家メンバーは『パギャル!』の浜田ブリトニー氏を中心に集まり、『惨劇館』の御茶漬海苔氏、『味いちもんめ』の倉田よしみ氏、『Dr.コトー診療所』の山田貴敏氏、『怨み屋本舗』の栗原正尚氏、『CAとお呼びっ!』の花津ハナヨ氏、『マイコン刑事』の下條よしあき氏、『西日暮里ブルース』のピョコタン氏などが集結。
さらに、『まいっちんぐマチ子先生』のえびはら武司氏、『OLヴィジュアル系』のかなつ久美氏、『つるピカハゲ丸くん』ののむらしんぼ氏、『少年アシベ』の森下裕美氏、『ブラックエンジェルズ』の平松伸二氏、『長谷部さんのいる野球部』の上野祥吾氏などの多種多様な漫画家が登壇して一人ずつ決意を述べた。
仕事などの都合で欠席した『GTO』の藤沢とおる氏、『エリア88』の新谷かおる氏、『キャンディ・キャンディ』のいがらしゆみこ氏、『課長島耕作』の弘兼憲史氏の4人もそれぞれコメントを寄せた。
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■仕掛け人・浜田ブリトニーはギャルメイク
まず、登壇したブリトニー氏は、「昔のホームレスギャルからSDGsを漫画化することを宣伝するために“したたかギャル“に変身させていただきました」と、久方ぶりのギャルメイクで登場。
SDGsを知ったきっかけについて、「自分の子供が大人になったらどんな世界になるのかなと考えた時に、このままではいけないということで17の目標を知ることができた。それに向けて漫画家を集めて漫画で伝えられたらいいなと思ってこの企画を始めました」と述べた。
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■マチ子先生がはじめて授業
「まいっちんぐマチ子先生」のえびはら武司氏は「住み続けられる街作り」をテーマに漫画を書く。
登壇したえびはら氏は「『まいっちんぐマチ子先生』を40年、描き続けて今も描いてますが、よく考えたら、ひとつもちゃんとした授業を描いてない。今回は最初から最後までまともな、ためになる授業を漫画で表現しました」と話し、主人公のマチ子先生が初めて授業を行うと明かした。
その後、外務省国際協力局地球規模課題総括課・課長補佐の春田博巳氏も挨拶し、外務省もプロジェクトを後押ししていくと決意を語った。官民一体のプロジェクトになりそうだ。漫画の発刊は初夏を予定している。
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(取材・文/France10・及川健二)