ろくろまで自作した超ミニチュア陶芸が話題に 作者に人気の秘密を直撃
超ミニュチュアな陶芸作品が話題に。人気の秘密やその想いについて聞いてみた。
公益財団法人日本生産性本部によると、日本の陶芸人口は約140万人程度と予測されており、陶芸教室の市場規模は約272億円と推定されている。そんな中、超ミニチュアな作品が話題を呼んでいる。
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■陶芸講師だった祖父の影響
「両国豆窯」を運営する市川氏は、会社員でありながら、週末を中心に副業でうつわ作家として活動中だ。理工系の学部を卒業後、海外で日本語教師として活動するなどし、現在はデザイン系の会社に勤務している。
陶芸を始めたキッカケは「亡くなった祖父の影響が大きい」と話す。公務員を退職後に陶芸教室の講師を務めていたそうで、「祖父の想いを受け継いだ使命感もあるので簡単には止められない」と語る。
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■ろくろも自作した熱の入れよう
市川氏が手掛ける陶芸作品の最大の特徴は、ろくろも自作していることだ。2017年に、スマートフォンでコントロールできるろくろを開発し、「ゆびろくろ」として商標登録済み。
陶芸というと一般的に、敷居が高いや難しそうというイメージがあるが、それを身近に感じてもらいたいという意味も込めて、SNSでの発信も始めた。
大変な反響で驚いています。皆様、ありがとうございます。小さな器たちは、自作の電動ミニろくろで1点1点手作りしています😉 pic.twitter.com/eJp6heRNkB
— ミニチュア陶芸家 / 市川 智章(イチカワ ノリアキ) (@ichinori1973) December 15, 2020