食品などの買いだめをするという人は約半数 「災害への備えをもう一度見直して」
家周りのチェックに加え、避難場所や非常時の連絡手段の確認、非常持ち出し品の準備も。
台風シーズンが到来し、先日も台風7号が本州へ上陸した。今後も新たな台風の情報から目が離せないところだが、災害への備えは整っているだろうか。
■台風直撃の予報に食品などを買いだめ
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で54.4%の人が「台風直撃の予報に食品などを買いだめしたことがある」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は47.6%、女性は61.0%という結果になっている。
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■保存食を買っていく人を見て自分も
編集部が話しを聞いた30代の女性は、「ホームセンターのレジで働いているのですが、台風接近のニュースが流れると保存食などを買っていく人が多くなるので、不安になって仕事終わりに自分も買うことが多いです」と述べた。
以前、停電するなどの被害が出た際には、買っておいた非常食や水が大変役に立ったそう。何が起こるかわからないので、これからもある程度の備蓄をしておくと話してくれた。
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■水のストックがなくて大変な思いを…
水のストックがなくて大変な思いをしたことがあるという40代の男性は、「台風で水や電気が止まるといっても、1日か2日だろうと思っていたら、なかなか復旧せず困ったことがあります」と述べた。
住んでいるマンションが停電すると水も出なくなるため、飲用はもちろん、生活用水も不足して大変だったという。
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■万全の備えで被害を最小限に
気象庁のHPでは、台風や大雨に対して、懐中電灯、携帯用ラジオ(乾電池)、救急薬品、衣類、非常用食品、携帯ボンベ式コンロなどに加え、飲料水や生活用水の確保を呼びかけている。
また、窓や雨戸の補強、側溝や排水溝の水はけをチェックするとともに、避難場所や非常時の連絡手段の確認、非常持ち出し品の準備をすることなども勧めている。まずはしっかりと気象情報を確認し、被害を最小限に留められるよう災害への備えをもう一度見直してみてもいいのではないだろうか。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)