39歳の勇気ある挑戦!360°モンキーズ杉浦は活躍できるのか?
20日、360°モンキーズの杉浦双亮がプロ野球選手として四国アイランドリーグplusの愛媛マンダリンパイレーツに投手として正式入団し、芸人と独立リーグの「二足のわらじ」を履くことが話題となった。
39歳の杉浦は「長年の夢だったプロ野球選手になりたい」と昨年11月に四国アイランドリーグplusの「トライアウトリーグ」を受験。厳しい結果が予想されたが、見事に合格し、夢をかなえた。
とはいえ、39歳で新たな職に挑戦となれば、仕事や人間関係を一から構築せねばならず、面倒くさいことが満載であることが予想される。今までにいた場所を離れないといけないこともある。やはり、挑戦したくてもできない人のほうが多いだろう。
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■転職に失敗したことがある?
そこでしらべぇ編集部ではアンケートサイト「マインドソナー」で「転職に失敗したことがあるか」を調査してみた。
結果、22.0パーセントが「失敗したことがある」と回答。
数字だけを見ると転職失敗者は少ないようにも思えるが、そもそも転職がメジャーになったのはここ十数年の話。この数値も、将来的には増えていくのではないだろうか。
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■杉浦は活躍できるのか?
果たして杉浦は活躍できるのだろうか。四国アイランドリーグplusはプロ野球選手を目指す若者にチャンスを与えることを目的に運営され、プロ野球選手も多く輩出している。主な選手は以下のとおり
①角中勝也選手(高知ファイティングドッグス~千葉ロッテマリーンズ)
2006年にドラフト指名を受け、ロッテ入り。2軍暮らしが続いたものの、シュアなバッティングで2012年に首位打者のタイトルを獲得。侍ジャパンにも選出されるなど、主軸として活躍中。
②又吉克樹投手(香川オリーブガイナーズ~中日ドラゴンズ)
2014年に入団し、中継ぎエースとして活躍し、新人王候補にも名を連ねた。サイドから浮き上がるストレートに威力があり、2年間で54ホールドを記録。
③三輪正義選手(香川オリーブガイナーズ~東京ヤクルトスワローズ)
2007年にヤクルト入り。俊足を武器にイースタン・リーグで盗塁王を獲得。現在は足のスペシャリストとして一軍定着。
独立リーグ出身選手でもプロ野球界で高い成績を挙げる選手が増加しており、コンスタントにNPBに選手を送り込んでいる。このことからみても、リーグのレベルが向上し続けることがわかる。したがって、選手はそれ相応の力を有していないと、通用しない。
帝京高校野球部出身とはいえ、野球選手としてのブランクが大きい杉浦だけに、活躍するのはかなり厳しく、「勝ち星」を上げることも現状では難しいと言わざるを得ず、パフォーマーとしての役割を期待されていると思われる。
しかし、常識では考えられない夢をかなえた杉浦ならばそのような声を覆すことができるかもしれない。元日本ハム・イースラーのような闘志で頑張ってほしいものだ。
(文/しらべえ編集部・佐藤 俊治)