素人の「即興ラップ」に酷評の嵐!プロのレベルは凄まじかった

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2016/06/24 11:00

ラップ
LesByerley/iStock/Thinkstock

若者たちの間で「フリースタイルラップ」なるものが、空前のブームとなっている。聞き慣れない言葉かもしれないが、これは即興ラップのことだ。流れるビートの上で「生の言葉」を使って韻を踏む。

そんなフリースタイルラップにハマる男女を、日本テレビ『ZIP!』が6月21日の放送回で特集したのだが、すぐさまネットがざわつく。素人たちによる「即興ラップ」は、聴くに耐えないというのだ。

視聴者の反応は、どれも渋いものばかり。50代男性(公務員)は「見てると変な汗が出てきた」とチャンネルを変えたという。

しかし、一方でこんな声も。

プロと素人の「即興ラップ」は、どれほどレベルが違うのか。しらべえ取材班は、さっそく本物のフリースタイルラップがどれほどのものかを調べてみることに。



 

■「渋谷サイファー」の破壊力

ラッパーたちが輪になって、順繰りに「即興ラップ」を披露し合う場。これを「サイファー」という。その中でも「渋谷サイファー」というものが、若者の間でとにかく支持されている。

動画を観た人は、その凄さがわかっただろう。これが、すべて即興なのである。仕込みは一切ない。当意即妙のシビれる韻に観客も大盛り上がりだ。


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■「1対1」のラップバトルもハンパない!

サイファーではなく「1対1」のラップバトルも凄まじい。バトルの現場では、いかに固い韻を踏めるかが勝敗の鍵を握る。


これは、ラッパーの晋平太とCHICO CARLITOの対決である。お互いに相手へのリスペクトを持って、ディスり合う。火花バチバチである。


■「フリースタイルラップ」人気の起爆剤は?

「フリースタイルラップ」ブームのきっかけのひとつに、テレビ朝日のバラエティー番組『フリースタイルダンジョン』の存在がある。2015年9月にスタートし、深夜帯にもかかわらず大人気。終わる気配は、まだまだ見せない。

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画像は「フリースタイルダンジョン公式サイト」のスクリーンショット

1対1の「ラップバトル」番組であり、挑戦者が毎回変わる。挑戦者は、プロラッパーのモンスター5人を倒し、賞金100万円獲得を目指すのだ。

この番組のファンは、一般人にのみとどまらない。女優の北川景子、俳優の浅野忠信、中村獅童。音楽業界では小室哲哉、スガシカオなども注目している。


■芸人も参戦!? 意外とうまい…

このフリースタイルラップだが、芸人をも虜にしている。喋りのプロだけに、純粋なラッパーよりも相手への「ディスり」が笑える。

こちらはMCバトルの大会で、芸人しか出場することはできない。レイザーラモンRGや、とろサーモンの久保田和靖、ウーマンラッシュアワーの中川パラダイスなど、テレビでもよく見かける顔ぶれが揃っている。


仕込みではなく、現場の即興性から「今、ここ」を紡ぎ出す「フリースタイルラップ」。この人気はいつまで続くか。冷ややかな目をしている大人たちをいかに取り込むかが、大事になってくるかもしれない。

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(取材・文/しらべぇ編集部・倉木春太