乱闘も凶器もあり!正々堂々と殴り合うくにおくんの大運動会
どうも! 最近は聖剣伝説のリメイクをやり込んでいるあいちぃです。やはり自分は古き良き時代を今でも追い続ける人間だなぁと感じます。
さて、今回は「ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会」(以下、熱血行進曲)について書きます。熱血硬派くにおくんをはじめとする“くにおくんシリーズ”のひとつで、今回はファミコン版のお話です。
人生で初めてやりこんだゲーム
発売は1990年。私は小学2年生です。
この頃は、小学校に入学してから仲良くなった友達の家に、ほぼ毎日入り浸っていました。今思うと非常に迷惑な子です。大好物のチョコレートまで用意していただいてましたから…。
と、それはさておき、その頃いろんなゲームをプレイさせてもらいました。その中で一番やり込んだであろうゲームが「熱血行進曲」です。このゲームは、4つのグループに分かれ、基本的に4つの競技の合計点で競います。
関連記事:朝の5分で効果抜群と「学校だより」でも話題!受験生向け健康法とは
熱血行進曲とは
主人公のくにおくん率いる熱血高校、ライバルのりき率いる花園高校、強豪校の冷峰学園、そして個性的なキャラが集まる各校連合。
私は決まって連合でした。それぞれの繰り出す技も面白く、特に“ごだい”に木刀をもたせた時のみ発動する棒術スペシャルが最高だったからです。くるくる回る姿に「バレリーナちゃん!」と当時ははしゃいでいました。
このゲーム、何が特徴かというと、大運動会と言っておきながら何かとゲスいところ(キッパリ)。
通常、運動会というのは「スポーツマンシップに則り、正々堂々と戦い合うことを誓います!」なんて選手宣誓があるくらいなのですが、このゲームは違います。あくまでくにおくんシリーズですので、例えクロスカントリーだろうと玉入れだろうと格闘、攻撃が伴います。
塀の上に先回りし、待ち構えて体力が減るまで打ちのめし、失格にするなんてことはザラでした…。恐ろしい小学校です。でも勝つためには仕方がないのです。ちなみにここで返り討ちにあうと、悔しさも倍増します。
関連記事:伝説のゲーム・ドラゴンクエストⅢの悲劇!そしてトラウマへ
強い者が勝つ!? 肉弾戦の運動会
このゲームの特徴として、多種多様な武器が使用可能なことが挙げられます。
前述の木刀やタイヤ、鉄アレイなどなど…ヤンキー高校には当たり前にあるのか?街中にもいろんなところに落ちています。
中でも私が友達と取り合ったのは、ビタミンドリンク、マジックステッキ、指輪。ビタミンドリンクは体力回復、マジックステッキは足が速くなり、指輪は特殊な格闘技「人間魚雷アタック」が使えるようになります。
特に指輪は小さく見つけづらいので、発見すると順位を無視してわざわざ取りに行きました。
しかしこの人間魚雷技、難点があります。
敵に向かって一直線に回転していくのですが、あまりにまっすぐ高速で突き進むので、自身がそのまま場外に落ちていくこともしばしば…あれだけ頑張って手に入れたのに、一瞬で4位なんかになった日には涙がこぼれます。
学校帰りには習い事のように友達宅に通い、登場キャラの特性を全て把握するまでにやり込んだ私も、小学2年生終わりに北海道から広島へ引っ越すことになりました。
その際、友達の母親がプレゼントしてくださったのが、この熱血行進曲…おかげで広島へ行ってからもしばらくやり続けました。
関連記事:ボス戦はあっち向いてほい!お姫様救出アドベンチャーサラトマ
そして今でも大好きなゲーム
今でも、ゲーム内で使われていた「馬車馬のように」という曲(正式にはクシコスポストというらしい)を聴くと、熱血行進曲を思い出します。お笑い芸人・流れ星のちゅうえいさんのギャグ「天秤ちゃん」を聴いても、当時の記憶が蘇ります。同じだという方、仲良くしましょう。
なお、現在はPS3でもリメイクされています。チーム数が増え、ストーリーモードも充実。ステージは当時そのままに、今ならオンライン対戦もできちゃう!ってことで、機会があればぜひお手合わせ願います。塀の上でお待ちしております…☆
PS3版も即買い。自分で買えたところに大人になったなぁと感じます。
(文/横町藍)