釣り?ネタ?新人に「新人歓迎会」の幹事やらせる会社、実在か
新年度が明けると、街のそこかしこで見かけるのが「新人」たち。
大学や学校への「新入生」を一見で見分けるのは難しいところもあるが、「新入社員」はわかりやすい。男女おしなべて紺色のスーツに身を包むなど「独特の雰囲気」が初々しい。
同僚になったばかりの人同士で連れ立って歩いていることが多いのも、目立つ理由のひとつだろうか。
画像をもっと見る
■「新人」といえば歓迎会
今年は4月1日に入社すると、2日・3日は週末。職場単位での「新人歓迎会」を4日の実質的な初出勤に合わせて開いたところも多いようだ。
歓迎会に限らないが、職場の飲み会には「幹事」がつきもの。役を誰が務めるか、そこは職場によりけりだろう。
毎度おなじみ「幹事番長」をもって任ずる人が務めるものと決まっていたり、部署の小口現金を扱うなど番頭的な役割の人が受け持つケースは、よく見聞きする。
関連記事:風邪ひきやすい人は意識してる?春の冷えにも「温朝食」
■「新人歓迎会」の幹事が新人?
変わったところでは、こんな職場も。
https://twitter.com/alfalfafafa/status/716545058749554690
どうやら「>>1」の職場では、新人歓迎会の幹事役を新人自ら務めることが慣例になっているようだ。
そうとは知らない入社早々の新人は「>>1」の指示のまずさもあって、店の予約はおろか部署内への周知も行わないまま当日を迎えてしまったという。
事の次第を「新入社員がやらかした」とする「>>1」への反応を引用すると…
「流石(さすが)にこれは>>1の創作」
「こんな>>1みたいなアホどもが働いてる会社があるなんて考えたくない」
「>>1 楽しみにしてます!の時点で気付かん主の無能さ」
「>>1 土日くらい休ませたれよ… 」
「>>1 クソかよ」
「>>1は話題提供してるだけだろ いわゆる釣り」
「作り話」「釣り」すなわち「ネタ」と断定する人があるなど、否定的な意見が集まった。
「>>1の言い分通りだとそれ新人歓迎会じゃなく新人による先輩と上司への接待になるよね 」
新人自らが幹事役を務めるのは筋が通らないという人もいた。「新人歓迎会」は文字通り新人を歓迎する集まりだから、 たしかにおかしい。
関連記事:女子に聞いた「男子の部屋にあると嬉しいもの」ランキング!1位は衣類消臭剤
■「やって当然」という人も
一方、アンケートサイト「マインドソナー」を用いての調査によると、「新人がやって当然」とする人も約10%に上った。あながち「>>1」を「釣り」とは断定できない情勢だ。
となると「新人歓迎会の幹事は新人」が慣例の職場では、職場を去る人が送別会の幹事役を自ら務めることになるのだろうか。怖いもの見たさもあって興味深い。
世の中は、なかなか広いようである。
(取材・文/しらべぇ編集部・前田昌宏)