「可愛くないほう」と言われることも…双子ならではの苦労4つ
近年、双子が生まれる割合が上がっていると指摘されている。これは晩婚化や晩産化が進んだ結果、体外受精などを行う夫婦が増えたため。
誕生日が一緒でまったくの同じ年齢ということで、兄弟・姉妹とはまた違ったイメージがあるが、双子ならではの苦労を経験することもあるらしい。
しらべぇ編集部では、双子の人々に話を聞いた。
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①「お互いの行動を把握していて当然」と思われる
「学生時代は、よく友達に『明日、弟って何してるの?』と弟の予定を聞かれることが多かったです。双子といっても、常に行動を共にしているわけではないし、何でも話す仲でもなかったので、『知らない』と答えると『双子なのに知らないんだ』と言われて面倒くさいなと思っていました。
あとは『弟に伝えておいて』と伝書鳩にされることも多くて、『自分で伝えろよ……』と思っていました。ちなみに弟も同じ経験をしていたようです」(30代男性)
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②一方の双子に間違えられて怒られる
「僕と兄は容姿は瓜二つなのですが、性格は正反対で、兄がやんちゃで僕はおとなしいんです。しかし、学校の先生は僕たちの見分けがつかず、兄が悪事を働いた時、たまたま僕が先生に見つかって兄だと勘違いされて怒鳴られたり……。
中学を卒業して兄とは違う高校に入学してからはそれもなくなり、ホッとしました」(20代男性)
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③姉の「恋のライバル」に、妹まで敵対視される
「『双子=2人でセット』のように思う人がいるようで、姉と仲の悪い友達や恋のライバルが私のことまで嫌うようになり、納得がいきませんでした。
逆に、姉の友達と私、私の友達と姉がすぐに仲良くなれることも多くて、お互いの友達の輪が広がっていくのは双子でよかったなと思います」(20代女性)
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④「可愛いほう」「可愛くないほう」と呼ばれる
「私と姉は二卵性なので、ルックスのレベルに差があって、姉のほうが可愛いんです。それは自覚していたんですが、陰で姉が『可愛いほう』、私が『可愛くないほう』と呼ばれていると知った時はショックでした。
同じ学校にいた男の双子も『かっこいいほう』、『ブサイクなほう』と呼ばれていたので、双子の人たちにとってはよくあることなのかもしれません」(20代女性)
容姿が似ているがゆえの苦労から、「双子なのに容姿が違う」ために嫌な思いをするケースも。双子といえども、それぞれ別の人間であることを念頭に置いて接するべきであろう。
(取材・文/しらべぇ編集部・サ乙)