Windows95は今も現役? マニアの奇怪な挑戦に注目
Win95は、やっぱり偉大なOSだった
Windows95は、発売当時に社会現象を巻き起こした。このOSをきっかけに、インターネット普及率が急速に上昇したほどだ。
Win95以前のパソコンは、専門スキルを要する道具だった。アプリケーションを開くのにもコマンド入力を必要とし、それは専門学校かパソコンスクールに通ったことのある人でなければ到底無理。
ところがWin95は、パソコン初心者にもインターネットができるよう門戸を開いた。だがそれも、今や昔の話である。
■Win95稼働マシンを持っている人
日本人は古くから、使えるものを容易に捨てない民族とされている。そうしたことは、パソコンの分野でも当てはまるのだろうか?
たとえば、Win95が動くマシンを今でも持っている人は、この日本にどれだけ存在するのだろう。しらべぇ編集部は調査を行った。
すると、全体の5.4%が「Win95が動くマシンを持っている」と答えた。
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■ネット接続はほぼ不可能
現在において、Win95ができることは非常に限られている。
まず、インターネットへの接続は不可能に近い。もちろんエンジニアによるWin95でのネット接続はしばしば行われているようだが、そもそも現行のブラウザはもはやWin95をカバーしていないのだ。クラッシュの可能性が非常に高いと見ていい。
現状、Win95ができることといえば、オフライン下でのOfficeかゲームプレイくらい。ゲームに関しては根強い需要があるとはいえ、今の時代Win95で事務仕事をするのは大変なリスクを伴う行為だ。
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■根強い「マニア需要」
それでも世界には「Win95マニア」と呼ばれる人がたくさんいる。そうした人の中には、iPhoneやApple Watchなどに無理やりWin95をインストールさせてしまう強者も。
もちろんそれらは実用に耐えられるような代物ではないが、マニアにとっては関係ないらしい。最新モバイルに大好きなOSを移植し、たとえ何時間かかろうとそれが動作すること自体に喜びを見出すという発想だ。
こうしたことを鑑みると、Win95は今も優秀なエンジニアを育てている。
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1,378名(有効回答数)