遅刻しそうでも携帯で連絡すればOK?若い世代で広がりが
遅刻がいけないのは、相手の時間を奪う行為だからと言われている。ただ相手の時間を奪わずに遅刻をする方法が、近年になって登場。それは、携帯電話で遅れることを連絡するのだ。
しらべぇ編集部では、「遅刻しそうになっても携帯で連絡をすればいいと思う」かどうかの調査を実施。
携帯で連絡すれば大丈夫だと思っている人は、わずか2割弱。携帯電話が普及しても、遅刻への倫理観は変わっていないのだろうか?
■携帯があって当たり前の世代に多い
年代別で見ると、ある世代が高い割合に。
20代が圧倒的に多いのだ。物心がついたときにはすでに携帯がある環境で育った人の中には、待ち合わせ時間に遅れそうでも連絡さえすればいいと思う人もいるようだ。
子供の頃から携帯を持ち歩いている世代が大人になれば、むしろそれが常識にさえなるかもしれない。
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■携帯電話がなかった頃の待ち合わせ秘話
携帯電話がなかった頃の待ち合わせは、苦労が絶えなかった。40代男性は、次のように語る。
「待ち合わせで相手が来なければ、ひたすら待つしかなかったんです。私の場合は30分くらい待って来なければ、公衆電話を探して家に電話をしました。なので連絡先の書いた手帳は、常にかばんに入れてましたね。
家に連絡をしても、相手がすでに家から出ていたら連絡がつきません。そんなときはもうしばらく待ちますが、それでも来ないときも。後で聞いたら、家で寝てて電話に気づかなかったとかよくある話でしたよ」
彼は時間通りに行動するタイプなので、現在でも待つことが多い。携帯電話の普及は、待たされる側にもメリットがあるという。
「待ち合わせは、とても便利になりました。遅刻して待たされても、連絡してくれれば待っている間の時間を有効に使えます。昔はひたすら、同じ場所で待つしかありませんでしたからね。
相手が寝坊で来ないときには、こちらからLINEでメッセージを残しておきます。起きた後に連絡をくれれば、待ち合わせ場所から離れても問題ありません。もちろん、ちゃんと時間通りに来てくれるのがいいのですが」
この先、さらに待ち合わせの概念は変化をするのか? 楽しみなところである。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20代~60代の男女1,376名 (有効回答数)