きのこ女子必見!話題の「きのこ100%鍋」を食べに行ってみた
秋の味覚といえばきのこ。その独特のフォルムや色に魅了される「きのこ女子」が増殖中だという。
今年7月に阪神梅田本店では「きのこフェスティバル」と称し、きのこがデザインされた雑貨を集めイベントを実施。タイツやピアスなどアクセサリーが多数立ち並んだ。
昨年には、きのこを愛する現役女子大生たちによる「きのこ女子大キャンパス」という組織が発足したり、「きのこ検定」といった資格が生まれるなど、その勢いは止まらない。
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■謎のブラックスープが…
そんな乙女心を掴んで離さないきのこだが、東京・港区に「きのこ100%の謎の黒いスープを出すお店」があると聞きつけさっそく取材へ。
宝茸黒湯(ほうじょうへいたん)コース(6,800円)をオーダーしたところ、鍋底が見えないほど真っ黒なスープが…。
こちらは中国雲南省のシャングリラ地帯で採れた天然キノコを約30種類も使用し、8時間煮込んだもの。煮込んでいるだけでこの色になるというから不思議である。
味付けにわずかな塩を入れる程度の栄養価の高いスープに、さまざまなキノコを3分間しゃぶしゃぶとくぐらせる「きのこしゃぶしゃぶ」スタイルだ。
この日運ばれてきたきのこは8種類。それぞれのプレートに、効能が書かれている。まるで山へ「きのこ狩り」に来たような錯覚に陥るほどぎっしり。
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■美肌にはピンクのこちら
カラースプレーで色付けしたかのように淡いサーモンピンク「とき色ひら茸」。こちらは美容効果抜群。
血液をサラサラにして、美白・クマ対策にも効く成分が入っているという。煮込むとさすがに色味は落ちてしまい、お味は舞茸を柔らかくした食感だ。
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■アンチエイジングにはイエローが
目が覚めるような鮮やかなイエローは「たもぎ茸」。
免疫力の向上が期待できる成分や、アンチエイジングに効果のあるエルゴチオネインという成分を含むため化粧品にも利用されているそう。
歯ごたえがありジューシー。複数のきのこを煮込むことで、きのこのダシが出てきてより一層スープに旨みが。
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■肥満防止にも
西太后が好んで食べていたとされる「衣笠茸」。キノコの女王という愛称で親しまれ、栽培が非常に難しいため貴重な高級食材なのだという。
生活習慣病の予防や、脳の活性化にも役立つといわれているこちらは、煮込むとジュワッと網目にダシが絡まりふわっと、油揚げのような食感。
ほかにも「お肉のような串揚げ」と名付け、猿腰掛けというきのこの串も付いてくる。
アワビ茸の入ったコリコリとした食感のアイスも食後にいただける。
丸々とした、彩り豊かなきのこのビジュアルを愛でるうち「きのこ女子」の気持ちがわかった気がするような…。
コースは、ほかにも和牛やオーストラリア産の子羊も登場するが、主役はきのこのスタンスは変わらない。きのこワールドに癒やされたい人は是非行ってみては?
【シャングリラズ シークレット】
住所:東京都港区六本木4-11-11 六本木GMビル 4F
営業時間:11:30〜14:00ラストオーダー 17:30~22:30ラストオーダー
定休日:月曜日
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(取材・文/しらべぇ編集部・大木亜希子)