これは欲しい!北斎の浮世絵ナンバープレート、墨田区が交付開始

2016/11/10 11:00


(©Pixabay)
(©Pixabay)

東京都墨田区が11月1日から、葛飾北斎による浮世絵風デザインの「ご当地ナンバープレート」の交付を開始した。

プレートのデザインには、北斎が連作で描いた浮世絵の代表作「冨嶽三十六景」から「神奈川沖浪裏」をモチーフとして採用。現在の横浜市・本牧地区の沖から荒波の向こうに富士山を遠望する同作品は、浮世絵としても最も有名な作品のひとつといえるだろう。

ナンバープレートを装着できるのは、排気量50cc未満の小型二輪(原付一種)。限定2000枚を用意する。



 

■現代の風景も織り込んで

荒波に赤富士をアレンジし、中央下部には墨田区内にある東京スカイツリーを配置。浮世絵風のテイストに現代の名所を織り込んだデザインは、数ある「ご当地ナンバープレート」の中でも、墨田区ならではの「小粋さ」を感じさせるものに仕上がったといえそうだ。


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■墨田区と北斎

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(画像出典:Wikipedia

北斎は、現在の墨田区の一部を含む旧武蔵国葛飾郡生まれ。その生涯には、墨田区内の風景を描いた作品を数多く残している。名字の「葛飾」も、生まれた土地にちなむものだとされる。

北斎との縁から墨田区は、11月22日に「すみだ北斎美術館」もオープンさせる。ナンバープレートで採用された「神奈川沖浪裏」をはじめ総数約600点の北斎作品や研究資料を所蔵する同館は、東京スカイツリーと並ぶ同区の新しい観光スポットになりそうだ。

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(文/しらべぇ編集部・上泉純

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