夏のエアコン 冷房 vs ドライどっちが多数派なのか問題
夏のエアコン設定は冷房派とドライ派が存在し、どっちも譲らない場合も…
連日夏日を記録するようになり、梅雨が明ければ照りつけるような暑さと共に、35度を超える真夏日ももうすぐそこ。
この季節に欠かせないエアコンだが、夏になると「冷房」「ドライ(除湿)」2つの設定が存在する。
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,342名を対象に「エアコンは冷房よりドライ派だ」という人の割合を調査した。
■男女でかなりの差が
全体では35.3 %が「エアコンは冷房よりドライ派だ」と回答しており、冷房派の方が多数派のようだ。
男女別で見ると男性が29.7%に対し、女性は41.0%で、女性が10ポイント以上高い結果に。
さらに、性別・年代別で比較してみると
全ての年代で女性が上回り、最も高いのは50代女性44.9%。逆に最も低いのは30代男性で、2割を切る19.5%となった。
ただし、60代男性は女性と同じ水準の39.9%。「暑さより湿度が高いほうが嫌だ」という調査では、年代が上がるにつれて増加しただけでなく、60代では男性が女性を上回っており、「冷やすよりも、湿度を下げて快適にしたい」という傾向のようだ。
ちなみに特徴別で高い数値となったのは
「霊感がある」が6割に迫る58.3%、「ガリ勉だった」も54.3%で半数超え。
湿度が苦にならなそうな気もする「雨が好きだ」も48.0%と、比較的高い割合となっている。
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■オフィスや家庭で熾烈な争いも
実際に「エアコンは冷房よりドライ派だ」という人に話を聞いた。
「オフィスで男性は冷房が多数派、女性はドライが多数派。残りは『どっちでもいいけど、寒いのはイヤ』という女性と、『どっちでもいいけど、暑いのは勘弁して』という男性の構図で、概ね男性と女性で意見が割れる状況ですね。
外回りの人がいる部署なら、『戻ってきたときには、暑いだろうから』というのもありそうですが、私のいる部署は全員内勤なだけに、気づくと誰かがこっそり設定を変えている…という、なんか子供みたいな状況も。(笑)大人なので表立って対立したり、争ったりはしませんけど、地味に戦いが繰り広げられているのが夏のオフィスです」(30代・女性)
「冷え性なので温度設定もあまり下げたくないですし、まだ子供が小さいので、部屋を冷やし過ぎないようにしています。それに湿度が下がれば、温度はあまり下がらなくても、充分涼しく感じますし。
エアコンはこまめに切るより、つけたままの方が電力を使わないと聞いているので、家にいる間は基本的につけたままで設定を変えずにおいて、ちょうどいいようにしているんです。でも夫が帰宅すると冷房に切り替えて、しかも16度設定とかにするんですよ。外から帰ってきて暑いのはわかりますけど、16度ってあり得ませんよね?」(20代・女性)
外の気温が30度を超えているような日に、16度にするのはさすがにいろいろ問題があるが、好みの設定はそれぞれにありそう。
みんなが快適に過ごせるようにするためにも、「冷房 vs ドライ」の構図がある場合には、一度くらいは話し合いの場を作った方がいいのかも。
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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ)
調査期間:2017年6月2日~2017年6月5日
対象:全国20代~60代の男女1342名(有効回答数)