「興味はないが流行に乗る派」と「人と違うほうがいい派」の言い分
流行に身を任せる人がいる一方で、ブームからはあえて距離を置く人がいる。
多様化により、大きな流行が生まれる時代ではなくなった。しかし現在でも、小さなブームがとてつもないスピードで、いくつも生まれては消えている。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,328名を対象に調査を実施。全体では、18.4%の人が「興味はないけど、流行しているから手を出したものがある」と回答。「ブームに乗らないと!」の考えは、もはや古い概念なのかもしれない。
■「インスタ」に「ポケGO」…流行を追う若い女性たち
性年代別で見ると、20代女性が一番多い割合になっている。ブームを支える世代は、今でも変わらないようだ。
「周囲では『インスタ(Instagram)をしていないと、おかしい』みたいな風潮だった。仕方なくダウンロードして使ってみたら、意外にハマったのが悔しい」(20代・女性)
「スマホゲームは、流行り廃りが早い。『ツムツム』とか『ポケモンGO』、『どうぶつの森』など、一気にやり出すのに、しばらくしたら『まだやってるの?』みたいな空気になる」(20代・女性)
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■サブカル内でも流行がある
一方で、むしろ流行は追わないほうがかっこいいと思っている人がいる。
「みんなと同じものに手を出すのは、かっこ悪いと思っている。好きなものは、自分で探したい」(20代・男性)
しかし、流行を批判する人に対しては、辛辣な意見もある。
「単なる、逆張りをしたいだけだと思う」(20代・男性)
昔は流行を避けてサブカルに走っていた人からは、次のような意見も。
「人と違うものがいい、と思いながら、サブカル好きな人たちの流行には乗っていた。結局、同じだと気づき、それからはメジャーやマイナー関係なくチェックするようになった」(30代・女性)
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■流行を追うことでビジネス感覚をつかむ
流行を追うことは、むしろプラスになるとの意見も多い。
「どんなものが話題になっているかをチェックするのは、ビジネス感覚を養うために必要だと思う。ミーハーなくらいが、ちょうどいいくらい」(40代・男性)
「批判するにも、一度くらいやってみたほうがいい。ネット上のサービスなんて、ほとんど無料だし。なにも知らないのに批判するとか、もはや思考停止に陥っている」(30代・男性)
なんでも興味を持ってみることで、本当に自分の好きなことが見えてくるのかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,328名 (有効回答数)