怒涛の終盤へ『モンテ・クリスト伯』翻弄される復讐のターゲットたち

モンテ・クリスト・真海が繰り広げる「華麗なる復讐」対象者たちの状況を振り返る

2018/05/31 06:30


 

■入間公平の暗い過去と悪魔

(画像提供:(C)フジテレビ『モンテ・クリスト伯』

自らの保身のため、父・貞吉(伊武雅刀)が行なっていたククメットへの資金提供を暖がやったことにし、その功績で出世街道をひた走る入間。

かつての愛人・留美が生んだばかりの赤ん坊を埋めて遺棄し、その現場である真海の別荘に招かれたことに不信を覚えながら、「骨が出てきた」という話を聞いても、留美のようなあからさまな動揺は見せていない。

(画像提供:(C)フジテレビ『モンテ・クリスト伯』

「清濁併せ吞んだ人間」である入間に対する復讐には、もうひとつの要素が――真海は入間の妻・瑛理奈(山口紗弥加)の中にある悪魔の封印を解き、再び覚醒させたのだ。

(画像提供:(C)フジテレビ『モンテ・クリスト伯』

それによって娘の婚約者・出口文矢(尾上寛之)が自宅で不審死を遂げ、かつての妻も同じ手口によって殺害されたと察するが、確執のある父を疑う気持ちに目が曇り、真相には全く気づいていない。

伊武雅刀,山口紗弥加
(画像提供:(C)フジテレビ『モンテ・クリスト伯』

登場人物の中で「No.1ヤバい」キャラクターの瑛里奈だが、その言動や視線の動きを見ると、入間にとって宝物である最愛の娘・未蘭(岸井ゆきの)を狙っている様子も。

復讐鬼が覚醒させた悪魔・瑛理奈の暴走も気になるが、入間が死んだものと思い込んでいる息子・安堂が生きていたことで、何が起きるのか――。


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■復讐の渦に巻き込まれ

(画像提供:(C)フジテレビ『モンテ・クリスト伯』

ターゲットの3人を軸に、第6話までの状況を簡単に振り返ってみたが、それぞれの家族をはじめ、多くの登場人物がその復讐の渦に巻き込まれている。

真海が仕掛ける復讐劇に、自らも復讐せんがために積極的に関与する愛梨は別として、ほとんどが未だ気がつかないまま、真海が描いた舞台に乗せられている状況。

しかし、その中で唯一、真海が巻き込むつもりがなかったはずの人物が…。

(画像提供:(C)フジテレビ『モンテ・クリスト伯』

最期まで自分を信じてくれた守尾漁業の社長・守尾英一朗(木下ほうか)の息子で、変わり果てた姿で故郷に戻った自分に、その正体を知らぬまま温かく接してくれた信一朗(高杉真宙)だ。

思えば信一朗も、暖が陥れられたことによって父の会社が傾き、人生を捻じ曲げられてしまった立場でもある。その信一朗までも、華麗なる復讐の渦に呑み込まれてしまうのか――。


それぞれがどんな展開を迎えるのか、気になる今夜の第7話は…

ディーン・フジオカ
(画像提供:(C)フジテレビ『モンテ・クリスト伯』

留美と安堂によって遺棄された寺角の遺体は、匿名の通報で発見され、警察が動き出す。そして、すみれと明日花(鎌田英怜奈)をヴァンパに人質にされた幸男は、追い込まれていく。

予告動画で見せる幸男の涙の理由は? 愛梨が依頼する「最後の仕事」は、どんなものなのか? 今夜幕を開ける、怒涛の展開必至の「復讐計画の最終章」、必見だ。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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