乳がん検診「痛い」「被ばくの心配」も解決 世界初のマンモグラフィを神戸大教授が開発

神戸大学教授が、世界初の革新的な技術「マイクロ波マンモグラフィ」を開発!

2018/10/21 13:00


 

■がんの発見が困難な「高濃度乳房」にも

乳房は、乳腺と脂肪、乳房を支える靱帯で構成されている。日本人女性の約4割が当てはまるとされているのは、乳腺と靱帯が多く密集している「高濃度乳房」。この場合、X線を遮断してしまうため、がんを見つけることが難しいといわれていた。

しかし、「マイクロ波」は「高濃度乳房」を貫通することができ、がん組織に当たった瞬間に跳ね返されるため、数秒でがん組織を立体画像で映し出すことができるという。


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■国に認可3年、世界に普及5~6年を予想

これまで4つの医療機関で、「高濃度乳房」のがん患者や健康な人など約250人を対象に臨床研究を重ねた。その結果、年齢、乳房のタイプに関係なく、高い確率で乳がんを検出できることが実証されている。

木村教授は「国に認可されるのに3年、世界中に普及するまで5~6年かかるだろう」と予測している。少しでも早く「マイクロ波マンモグラフィ」が全世界で実用化され、多くの命を救うことに期待したい。

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(文/しらべぇ編集部・長谷川 瞳

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