若い世代は副業志向? 年収によってダブルワーカー率が変化する傾向も

働き方改革が進み、副業を認めている会社は増えているがダブルワーカーはどれくらいいるのだろうか。

2019/03/03 10:00

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「働き方改革」や「副業解禁」の影響もあり、副業・兼業を認める企業が少しずつ増えているようだ。ひとつの仕事に捉われず、複数の収入源をもつパラレルワークという言葉が広まってきてはいるものの、実際どれくらいの人が副業をしているのだろうか。


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■副業している人は2割以下

しらべぇ編集部は、全国20〜60代の働いている男女779名を対象に調査を実施。その結果、全体の16.2%が「今、副業している」と回答した。

ダブルワーク

政府は推進しているものの、まだまだ副業を禁止している企業が多いということだろうか。ダブルワーカーはほんの一握りのようだ。なお、男性14.4%に対して、女性19.6%と女性にやや女性に副業している人が多いようだ。


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■若い世代に目立つダブルワーカー

さらに、この調査結果を男女・年代別にみていくと、もっとも割合が高いのは、30代女性で22.2%。20代男性21.3%、30代男性20.4%と僅差で続き、若い世代に副業をしている人が目立つ結果となった。

ダブルワーク

また、男性陣では40代以降ガクッと割合が下がり、1割台で推移していることも特徴的だ。一方、女性陣は世代間で大きな差は見られなかった。

一般的に40代以降はある程度責任あるポジションを任されるため、日々の仕事に追われ副業をする余裕がないのかもしれない。それとも、ある程度の年収を得られるため、「わざわざ副業をしなくてもいい」と考える人が多いということだろうか。

どちらにせよ、若い世代はダブルワークに強い関心を持っていることが伺える。


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■年収300万円層は副業志向?

また、この調査結果を年収別にみていくと興味深い傾向が見えてきた。

副業

もっとも割合が高いのは、年収300万円未満の層で21.0%。年収が上がるに連れて少しずつ割合が減っているものの、700〜1000万円層では17.6%と再び増加。年収300万円以内の人は、現状よりも所得を増やしたいと考え副業を始めるのだろう。

しかし、年収1,000万円を越えると5.1%とダブルワーカーが激減している。ある程度、収入を得るようになると現状に満足するのか、副業への関心が低くなるようだ。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2019年2月1日~2019年2月4日
対象:全国20代~60代の男女1,272名 (有効回答数)

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