2人に1人が火傷の経験あり? なぜか北日本エリアに負傷者続出の傾向も
火傷を追う可能性は身近に溢れているのかもしれない。
熱いものや火に触れた時、熱による皮膚や粘膜の損傷によって起こる火傷。本人の不注意によるケースがほとんどだが、最近では「スマホ火傷」や故意に撒かれた液体による「化学熱傷」による火傷も報告されている。
実際に火傷を負ったことがある人はどれくらいいるのだろうか。
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■2人に1人は火傷経験あり
しらべぇ編集部は、全国20〜60代の男女1,589名を対象に調査を実施。その結果、全体の53.5%が「火傷を負ったことがある」と回答した。
2人に1人が経験者であることから、身近に潜んでいる怪我の一つとして注意する必要があるだろう。なお、男性54.3%に対して女性52.7 %とやや男性に火傷経験者が多いようだ。
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■50・60代は経験率が6割越
また、この調査結果を男女・年代別に区切ると…
もっとも割合が高いのは、50代男性で66.9%。60代男性が63.7%、50代女性が61.1%と続き、歳の数だけ経験率が上昇している様子が伺える。
やはり女性は、男性に比べて料理をする機会が多いからだろうか。50・60代を除くすべての世代で女性の割合が上回っている傾向も見受けられる。
過去の調査結果では、高齢層に喫煙経験者が多いことが判明した。火傷を負う要因は様々だが、50・60代男性に火傷が多い要因の一つにタバコが影響している可能性も考えられる。
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■北の地方は火傷経験者が多い?
さらに、この調査結果を地域別に分析していくと非常に興味深い数値が現れた。
北海道地方(64.1%)、東北地方(63.4%)と北寄りの地域が全体平均を大きく上回ってワンツー。一方、もっとも低いのは四国地方で4割台と控えめな数字に収まった。
寒さ厳しい北国の冬。現在では床暖房やエアコンが普及しているものの、一昔前は暖を取るためストーブやこたつを利用する人が多かっただろう。その際に火傷を負ってしまった人がいるのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1,589名 (有効回答数)