宇多田ヒカル、女性天皇について知って驚く ネットでも反応分かれる
宇多田ヒカルの女性天皇に関するツイートが反響を呼んでいる。
2019/05/06 14:30
■今の日本では…
これらの女性天皇は、読んで字のごとく「女性の天皇」のこと。正確には父親が皇族に属する男系の女帝だ。一方、昨今話題となる「女系天皇」は、「母のみが皇族に属する天皇」を意味する。
日本の皇室典範では「皇位は皇族に属する男系の男子が、これを継承する」とされている。つまり、父方に天皇の血筋を引く男性のみが天皇になると定めている。現在の皇族の成人男性は、秋篠宮さまと常陸宮さまのみ。30年前は6人の成人男性皇族がいた。
現在、40歳以下の7人の皇族のうち、悠仁さま以下は全員が女性。そして、女性皇族は結婚すれば、皇室を離れることになっている。愛子さま、眞子さま、佳子さまはじめ、6人の皇族が結婚されることを想定すると、近い将来、若い皇族は悠仁さまだけになる可能性もある。
なお英国では、2013年に王室典範が改正されて男女にかかわりなく、第一子が王位継承第1位ということになった。
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■宇多田のツイートにも反応分かれる
宇多田のツイートに関して、ネット上で様々な反響が上がっている。
「男系女子なら良いのでは？ 別に私は女系だって良いと思いますが。 イギリス王室とかを見習ったら良いのになぁと思うけど…」
「女性の天皇は中継ぎの役目だった言われていたのを知り、都合のいい解釈だと思いました」
「権威と権力を分けてきた日本。男系を維持する事で、時の権力者、足利も織田も豊臣も徳川も、天皇になれなかった。2000年以上も継承された世界最古の旧家」
「女性天皇と女系天皇の違いを知らない人が多いので、今のようなタイミングで理解してもらえると今後の皇位継承議論にも深みがますと思います」
など、世間では色々な見方がある。
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■譲位の際は「皇室典範改正」が多数派
現在の法律では認められていない女性天皇／女系天皇だが、もし認める場合は皇室典範などを改正する必要が出てくる。
2016年8月に、当時天皇の座にあった明仁上皇陛下が、退位についてのお気持ちを表明された際、しらべぇ編集部では皇室典範改正についての調査を実施していた。
全国20〜60代の男女1,338名に聞いたところ、「譲位のために皇室典範を改正すべき」という声は6割を超えていた。
男性皇族が限られる中、法改正して女性／女系天皇を認めるべきなのか。改めて幅広い議論が求められる。
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（文／しらべぇ編集部・Sirabee編集部）
対象：全国20代～60代男女1338名（有効回答数）
