「子供がかわいそう…」 育児放棄されたことがある人の割合とは
親が子供を育てない育児放棄の問題は虐待と同様、現代社会の問題のひとつ。実際にされたことがある人はどれくらいいるのだろう。
子供への無関心、育児に対する怠惰…。親がまともに子育てをせず、子供が栄養失調に陥り、最悪の場合亡くなるなど、育児放棄は虐待同様、社会問題のひとつ。実際に育児放棄されたことがある人はどれくらいいるのだろうか。
■育児放棄された経験があるのは1割未満
しらべぇ編集部が、全国10〜60代の男女1,732名を対象に調査したところ、全体の6.9%が「親から育児放棄(ネグレクト)された経験がある」と回答した。
昨年、都内で5歳の女の子が食事制限をされる、虐待を受けるなどして亡くなった事件があり、育児放棄と虐待が同時に起きていたようだ。
しらべぇが過去に行った調査においても、11.1%の人が「子供を虐待してしまったことがある」と回答していたが、虐待と育児放棄には相関関係があるのかもしれない。また、男女別でみると男性の6.4%、女性の7.4%と、差は見られなかった。
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■バブル経済崩壊の影響か
さらに、男女年代別では20代男女が9%前後で、全世代の中では比較的多い結果に。
この世代が生まれた1990年代といえば、バブル経済が崩壊し、雇用が抑制されるなど、不況に陥った時代。当時、親のなかには自分のことだけで精一杯で、子育てには手を回せなかった人もいたのでは。
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■「子供がかわいそう」
ネット上では、育児放棄に対し厳しい声があがっている。
「育児放棄するような親の元に生まれた事は不幸だと思うよ」
「私も母親とは仲が悪く、常に優秀さを求められ、謝ることを強要され、育児放棄された」
「育児放棄とか一番許せねえ。子供がかわいそうだろ…」
「子供は親の背中を見て育つ」と言われているが、育児放棄をしてしまうと子供が成長したときの人格形成にも影響するかもしれない。育児放棄は親としての務めも放棄してしまっている。親となったからには我が子を可愛がる心を大事にしたい。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国10代~60代の男女1,732名(有効回答数)