初鹿明博議員の「強制わいせつ離党」をすっとぼける立憲・枝野幸男代表

強制わいせつの容疑で書類送検された初鹿明博議員が立憲民主党を離党。枝野代表は…

政治

2019/12/27 10:00

枝野幸男

立憲民主党は24日、強制わいせつの疑いで書類送検された初鹿明博衆院議員の離党届を受理した。



 

■福山幹事長が謝罪

初鹿議員は、2015年にタクシーの中で党の女性関係者の顔を自分の下半身に押しつけるなどしたとして、今月、強制わいせつの疑いで警視庁に書類送検された。調べに対し、初鹿議員は「合意があった」などと容疑を否認しているという。

24日の会見で福山哲郎幹事長は「初鹿議員の書類送検を受け、臨時の常任幹事会などを開くべきだったのでは?」という質問に次のように答えて謝罪した。

「嫌疑を持たれ書類送検を受けるということになったこと自体、はなはだ遺憾で申し訳なく思っております。捜査当局に本人も協力する意向を示していますし、捜査当局の判断を待っているところでございます。


起訴、起訴猶予、不起訴等々、判断があると思いますが、そのことに対して何らかの予断をいま私たちが持つことは適切ではないと思っておりますが、本人も離党の意思を表明され先週離党届が出ましたので、今週速やかに処理をさせていただいた」


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■国民民主党の玉木代表も批判

他党からも批判の声が上がった。25日の会見で玉木雄一郎「国民民主党」代表は「性犯罪に厳しく対応していくのが日本だけではなく世界の潮流だ。被害者の人権や女性の権利を尊重するのであれば(立民が)厳しく処分すべき案件だ」と痛烈に批判。

続けて、「性犯罪に厳しい対処が必要だとわれわれ野党は言っている。ダブルスタンダードとみられないような対応が不可欠だ」と述べた。極めてまっとうな指摘だろう。


■枝野代表はすっとぼけ

26日に枝野幸男・代表の会見が行われた。記者からは「初鹿議員は女性を無理矢理ホテルに連れ込もうとしたり、今回の問題だけではない。立憲民主党は2017年の総選挙にあたって、候補者の身体検査を行わなかったのか」といった質問も。

枝野氏は「あくまで一般論でいうが」と断った上で、「2017年の立憲民主党の総選挙の折は、その前の段階で民進党の公認候補者であった方はいっさい排除の論理は問わないということを申し上げ、その通り対応した」と回答。

つまり、問題児であっても目をつぶったかともとられない発言である。

立憲から当選後すぐにセクハラがバレて党を離党した「ハイハイ青山」こと青山雅幸衆院議員の件もある。青山氏も初鹿氏も離党にとどめ、除名しないというのは、ジェンダー平等を掲げる立憲民主党としてはいかがなものなのか。同党のモラルが問われている。

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(取材・文/しらべぇ編集部・及川健二