「人一倍」が二倍でないのはなぜ 日本語が変化した歴史をチコちゃんが紹介

『チコちゃんに叱られる』で「人一倍」がなぜ一倍なのか解説。明治時代以前は違和感のない言葉だった

2020/06/06 08:20


 

■変化した言葉も

人一倍という言葉は変化しなかったが、西洋文化の流入によって変化した言葉もあるという。「一日中」という意味を持つ「四六時中」は明治以前は「二六時中」と言われていたようだ。

江戸時代は、子の刻、午の刻といった干支で1日を12分割していた。昼の6、夜の6をあわせて丸一日であることから「2×6」ということから二六時中という言葉が生まれた。しかし、西洋の文化が入ったことで、1日の概念は24時間に変化。「4×6」ということで四六時中に変わったようだ。


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■「演説」や「愛」も

明治時代には、他にも英語で「Speech」という単語を「演説」に当てはめたり、「LOVE」を「愛」に当てはめたりするなど、様々な言葉が日本語に置き換えられた。

明治時代の西洋文化の流入で言葉や文化が変化したことは多くの人が知っていたかもしれないが、こうした数字表現まで大きく変化していたようだ。「人一倍」「四六時中」のように明治以前の言葉と今の言葉の変化を調べてみるのも面白いかもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・Aomi

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