『スッキリ』コロナ禍、冬のボーナス事情 マスコミの減額が「エグすぎる」と話題
『スッキリ』2020年度の冬のボーナスの単純平均額が明らかに。下がり幅の大きさで注目を集めたのは…。
■マスコミ関係の下がり幅がエグい
続いて番組では、「産業別」に表示されたボーナス額のパネルも登場。いずれの業界も前年度より減額となっており、「製造業」は約7万円、「卸売・小売業」は約3万円、「医療」は約9,000円の減額。
最も低下の割合が大きかったのは「マスコミ関係」の約91万円で、文字どおり桁外れの減額となっている。これを受けてツイッター上には「マスコミの下がり幅、エグすぎるな…」といった投稿のほか、「元々がもらいすぎだったのでは?」など懐疑的な声が多数上がっていた。
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■関係者に話を聞いた
冬のボーナス大幅減少に関し、記者はマスコミ業界関係者の男性に取材を敢行。
上半期時点で売り上げが大きく下落していたため、「ボーナスは大きく減るだろう」という予想ができていたため、ダメージはあるものの男性本人としては「想定内」だったという。
また「賞与だけが原因ではないと思いますが」と前置きしつつ、「希望退職を募集しているわけでもないのに同僚が最近多く退職していて、そちらのほうが気になります」と業界の現状を語ってくれた。
しかし後ろ向きなイメージだけでなく、「コロナ禍で多くの人がメディアの重要性を再認識したとも思う」「マスでもデジタルでもメディアに広告はつきものです。そのため、事業会社が投資に舵を切ったときに広告会社の役割や、私たちの仕事はコロナ前よりも大きくなるのではないか、とも考えています」といった展望についてもコメントしている。
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■「賞与支給」を契機とする人も…
数ヶ月分の給与が発生するため、ボーナスを「心の支え」として日々の労働に励む人も多いことだろう。中には「ボーナスをもらったら仕事を辞めよう」と計画するケースも決して少なくないようだ。
ちなみに以前、しらべぇ編集部が全国20〜60代の会社員男女473名に調査を実施したところ、「賞与支給直後に会社を辞めたことがある」と回答した人は全体の15.6%と判明している。
今年のボーナス額の低下を受け、こちらの数字が変動してくるのかも気がかりなところだ。
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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)
対象:全国20代~60代の会社員473名 (有効回答数)