近畿大学が3密状態で対面授業を強行・学生が不安の声 教職員組合に実態を直撃

学生は「クラブのような密集状態だった」と告発。ほかの大学の感染対策も追った。

2021/04/11 12:45



 

■さまざまな選択肢を与えるべき

結果として大学側はオンライン授業を原則認めずに対面授業を強行したため、キャンパス内は学生であふれかえる事態となった。学生にインタビューを試みたメディアには、職員が付き添い学生に対して「不安じゃなかったよね。怖くなかったよね」とミスリードする場面も。

藤巻氏は「不安がある学生はオンライン授業を、対面を希望する学生に対しては感染防止対策を十分に実施した上での受講といった、さまざまな選択肢を与えるべきだ」と話す。大学は4月12日から17日の間、東大阪キャンパスを臨時休講とし、今後について検討しているという。


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■感染防止対策を細かく設定

それではほかの大学はどうなっているのか。京都産業大学は、17ページにわたる「新型コロナウイルス感染症感染拡大予防のためのガイドライン」を公表し、三密対策および感染予防策を細かく設定。

ちなみに近畿大学では同様の手引きが8ページで、ごく一般的なことが書かれている。

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