気象庁が19日に完結させる「10年に一度の大仕事」とは 気象予報士・千種ゆり子が解説

5月5日に沖縄・奄美地方が梅雨入りの発表がありましたが、「ここではすでに使われた」とのこと。

2021/05/07 18:50


 

■正解は…

正解は、日光です。

日光東照宮・三猿
(MiriamPolito/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

日光の年間真冬日日数は43.7日、一方の札幌は43.6日です。 なお、旧平年値では札幌・日光とも46日前後でしたので、どちらも3日ほど減ったことになります。


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■新旧平年値、他にも比べてみた

ほとんどの地点で新平年値では、降水量が増え、暑くなり、雪の量が減っています。都市化や地球温暖化の影響が、データにも正直に表れた形です。 特に「猛暑日(一日の最高気温35度以上)」の平年値は、各地で急増しています。

京都市では年間(旧)15.4日→(新)19.4日と、4日増えました。 大分県日田では平年22日も猛暑日があることになっています。 最近暑くなっていると感じる、という皆さんの実感は、データにしっかり整合しているのです。


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■気候変動を食い止めるために

ホッキョクグマ・地球温暖化
(Orla/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

気候変動・地球温暖化を少しでも食い止めていくために、アメリカのバイデン大統領が気候変動サミットをオンライン開催したり、菅首相が去年10月の臨時国会で2050年カーボンニュートラル宣言をしたり、日本も含めて各国が動き始めています。

私たち一人一人も、できることはたくさんあります。手軽なところですと、自然エネルギーを主体にしている電力会社に乗り換える、フードロスを削減して温室効果ガス排出を減らす、などでしょうか。

フードロスと温室効果ガスの関係についてはこの記事では割愛しますが、気になった方は調べてみてくださいね。

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(取材・文/気象予報士・千種ゆり子

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