菅義偉総裁、起死回生の戦略? 安倍晋三前首相を自民党幹事長に抜擢か

衆院選の「顔」選びが事実上スタート。後継の幹事長は誰になるのか…。

2021/09/01 11:50


 

■他候補は「帯に短したすきに長し」

小泉進次郎

他に幹事長として名前があがっているのは、環境相の小泉進次郎氏、文科相で安倍氏側近の萩生田光一氏、元総務相の高市早苗氏。いずれも、帯に短したすきに長し、だ。別の野党幹部はこう漏らす。

「幹事長はお金が自由に動かせるので安倍さんとしては最高ですね。もちろん人事権も得られるので最高でしょう。自民党内での事情は理解出来ますが、安倍さんが幹事長でも選挙にプラスにはならないでしょう。


我が党としてはこのまま菅義偉総裁で行き、自民党が過半数割れしてくれれることを願いたい」


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■自民党総裁選はやらない?

さらに、ウルトラプランがある。それは自民党役員人事と内閣改造を来週に行い、自民党総裁選を取りやめて解散に突っ走るというものだ。菅首相は人事を一新して、新しい顔ぶれで選挙に臨むという最後の賭けとなる。三木武夫首相以来の任期満了解散という汚名も避けられる。

そうなると、人事の肝はやはり幹事長だ。はてさて、安倍幹事長という菅首相の起死回生のサプライズは起こりうるのか。今後の動きを注視したい。

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(取材・文/France10・及川健二

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