酒井若菜らが『シジュウカラ』に出演決定 物語のカギを握る重要人物

1月放送『シジュウカラ』に、酒井若菜が主人公と恋に落ちる青年の母を演じるほか、入山法子、和田光沙の出演も決定。

2021/12/24 12:00


 

■原作または台本を読んだ感想

追加キャストの発表に際し、酒井、入山、和田がインタビューに答えている。

酒井:生々しいファンタジーとも、奇跡的なリアルとも取れる、多面的な世界でした。また、全員がどこかヒリヒリしているのも印象
的でした。原作を読んでいたのですが、私は特に冬子という人物の危なっかしさ、不器用さ、報われない姿に惹かれてい
ました。「ドラマ版に冬子は出ますか?私に演じさせていただけませんか」と自分から志願してこの役を演じさせていただくこ
とになりました。

入山:「わたし、このままでいいのか?」「なんのために生きてたっけ」という投げても返ってこない思いは、自分のことだからこそ、流
すこともできるし、隠すことも忘れることもできる。でも、自分のことだからこそ、自分しか、真剣に、真正面から向き合うこと
はできないし、でもそれだけじゃだめだし…。人生って、運命って、不思議だよなぁと改めて感じました。

和田:脚本を読んで、人間は年齢や性別や境遇に関係なく、いつだってチャーミングだ!と思いました。主人公は、
昭和の香りが漂う奥ゆかしさを持ちながら、どこか楽観的で強さと生命力に満ちた女性。
世代も価値観も違う登場人物たちが、絡み合いながら、自分の道を探しています。


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■役を演じることへの思い、演じてみての感想

酒井:冬子は、すべてのことに対し線引きがうまくできない女性です。


このドラマの大きなテーマは、主人公にある日突然訪れる“セカンドチャンス”ですが、一方、主人公と同世代の冬子にはセカンドチャンスが訪れません。頑張っても頑張っても報われない。


諦めても諦めても大切なものだけ消え失せない。役者はどんな役でも、自分だけは役に寄り添いたい、味方でいてあげたい、と思うものですが、今回は、冬子だけはきっと私の味方でいてくれる、と思いながら演じています。

入山:第一印象は、友達になりたい! でした。笑 衣装合わせのときに、マリのビジュアルをスタッフの皆さんが楽しんで作ってくださるのを感じて、そんなふうに考えていただいているのがとても嬉しく、わたしも楽しんでやっちゃおう! と思いました。彼女の深さや軽やかさに敬意を持って演じたいと思っています。

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