靭帯負傷した男性、会社の提出書類を見ると… ヤバすぎる「負傷理由」が話題に

会社に提出する「負傷原因回答書」に記入された、あまりに「ぶっとんだ負傷理由」が大きな話題となっているようで…。

2022/02/01 11:45


 

■「靭帯損傷」の背景が予想外すぎる…

今回の取材を快諾してくれたくにさんに、まずは怪我の詳細について尋ねてみると、右手首の靭帯が切れてなくなっていることが判明。前述の通り格闘ゲームを愛好しているくにさんは、日常的に激しくレバーやボタンを操作しており、その余波で靭帯に尋常でない負荷がかかってしまったものと考えているそう。

電刃波動拳

「最初は少し痛い程度で、3rdやりすぎて腱鞘炎になったかな? と感じていたんです」「ある日を境に痛みがなくなって、その代わりに違和感がずっと残った状態になっていました」と、手首の症状について振り返るくにさん。

違和感が丸々3年以上も続いたため、ある日病院で検査を行なったところ、靭帯が見事に切れて消失していたそうだ。とは言え、ゲームのやりすぎで靭帯が切れるという事態が本当に起こり得るのだろうか…?


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■これは確かに納得だ…

一般的に格ゲーにおける上級プレイヤーのレバー・ボタン操作は非常に丁寧で美しいことが多く、一方で「レバガチャ」「ガチャプレイ」などと呼ばれる操作法は初心者に多く見られる。格闘技における「グルグルパンチ」のような存在と考えてもらって良いだろう。

しかしこと『3rd』においては、上級プレイヤーでもレバガチャを日常的に行なわなければならない明確な理由が存在し、それがくにさんの使用キャラであるリュウのスーパーアーツ(SA)「電刃波動拳」(以下、電刃)なのだ。

電刃波動拳

『3rd』には「ワーオ!」と叫びながら画面内を跳ね回るアレックスというパワー系主人公が存在するが、『ストリートファイター』シリーズを通しての主人公といえば、やはりリュウ。

電刃波動拳

リュウは主人公らしくスタンダードな技構成をしたキャラである一方、『3rd』の電刃という技は「レバガチャ次第で性能が向上する」「ガード不可能」「ヒットすれば相手を高確率でスタン(気絶、ピヨり)させる」というあまりに尖った性能をしている。

電刃波動拳

電刃の威力を高めるにはコマンド成立後、凄まじい勢いでレバーを回転させ、ボタンを複数連打しなければならない。実際に目の前でくにさんの電刃を拝ませてもらったのだが、完全に「常軌を逸している」速度であった。

日常的にこの動作を繰り返していたとしたら、靭帯には凄まじい疲労が蓄積されていたことだろう…。


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■20年以上愛され続けているタイトル

『3rd』にはガードの他に、相手の攻撃を捌く「ブロッキング」という格ゲーにおける防御の概念を覆すシステムが搭載されており、このブロッキングこそが同作最大の特徴にして魅力なのだが、他ゲー勢からするとブロッキング操作に敷居の高さが感じられるのも事実。

電刃波動拳

ちなみに、くにさんは病院にて負傷の心当たりについて尋ねられた際、「恐らくゲームだと思います」と正直に回答したのだが、医師からは「ゲームではこうはなりませんね」と即座にブロッキングされ、最大(フルコンボ)を喰らったそうだ。

しかし敷居の高さも感じられる一方、今日も世界のどこかで『3rd』の魅力に取り付かれた新規ファンが、ブロッキングや中足迅雷の練習を続けている事実も決して無視できない。

同作は1999年より稼働スタートしたタイトルだが、23年にも渡って多くの格ゲーマーにプレイされ続けているばかりか、毎年開催される大規模なチーム大会『クーペレーションカップ』(以下、クーペ)は、格ゲーマーにとっては聖典の一つとして認識されているのだ。

電刃波動拳

なお、くにさんには手首の手術という選択肢もあるのだが、問題なく電刃も撃てているため、ひとまず様子見をしているそう。後は件の負傷原因回答書が、勤め先に受理されることを願うばかりだ。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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