一年半延期となった結婚式…　新婦の「待ってたぜ！」がドエレーCOOOLと話題に

『月刊ヤングマガジン』にて連載の漫画『疾風伝説 特攻の拓 ～After Decade～』が、18日発売の同誌3号にて最終回を迎えた。

シリーズの通算連載が30年以上に及ぶ人気作だけに、同日はツイッターで「特攻の拓」がトレンド入りを果たしたが、とあるユーザーの投稿したドエレー”COOOL”なエピソードに注目が集まっているのをご存知だろうか。

【話題のツイート】　！　？

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■これが”スピードの向こう側”…！

話題となっているのは、ツイッターユーザーのマキさんが投稿した一件のツイート。

「特攻の拓がトレンド入りしていたので、式の時ほぼ伝わっていなかったであろうウェルカムボード供養しとく」とつづられた投稿には一枚の写真が添えられており、本文に書かれていた通り、ウェルカムボードの様子が確認できる。

こちらのウェルカムボードでは「いらすとや」のかわいらしいフリー素材を使用しているのだが、ウェディングドレス姿でバイクに乗った花嫁が、手にしたブーケを地面に擦り付けながら走り、笑顔で「”待って”たぜェ！！」「この”瞬間”をよォ！！」と叫んでいるという、凄まじく世紀末なデザインとなっていたのだ。

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■一体『特攻の拓』とは…？

こちらのウェルカムボードは前述の漫画『特攻の拓』が元ネタとなっている。

『週刊少年ジャンプ』は能力系バトル、『週刊少年サンデー』はラブコメといった具合に、各漫画誌にはそれぞれ代名詞ともいうべき得意ジャンルが存在するのは周知の事実。現在は『東京卍リベンジャーズ』が大人気のように、『週刊少年マガジン』といえば「ヤンキー漫画」を連想する人が多いだろう。

特に90年代初頭は多数のヤンキー漫画を輩出しており、『湘南純愛組！』や『カメレオン』などと並んで名作と評されているのが『疾風伝説 特攻の拓』である。

いじめられっ子であった主人公が強さに憧れ、ツッパリとしてデビューを果たす…というヤンキー漫画のお手本のようなあらすじの同作であるが、その尖った作風は令和の現代でも有効で、今なおカルト的な人気を誇っている。特に、ワンシーンを切り抜いて見た際のシュールさは他作品の追随を許さず、中にはインターネットミームとして定着してしまったものも。

中でも「”事故”る奴は…”不運”と”踊”っちまったんだよ…」と書いて「『ハードラック』と『ダンス』っちまった」と読ませる、高尚な文学性をも感じさせるシーンと、横浜の暴走族を率いる一条武丸がツルハシを片手にバイクで走り、「”待って”たぜェ！！」「この”瞬間”をよォ！！」と叫ぶシーンは非常に中毒性が高く、作品を読んだことがなくとも「これらのシーンは知っている」という人は決して少なくないだろう。

武丸のブチギレ具合を見事に再現したウェルカムボードはツイッター上に凄まじい衝撃を与えており、件のツイートは投稿からわずか数日で2万件以上ものRTを記録。他のユーザーからは「めちゃくちゃ楽しそうな結婚式でワロタ」「情報量が多すぎるだろ」「ギャリギャリギャリで声出して笑った」など反響の声が続出していた。

果たして、件の結婚式で何が起こっていたのか。ツイート投稿主・マキさんに詳しい話を聞くと、あまりに理解が追いつかないエピソードが噴出し、思わず頭の中が「！ ？」だらけになってしまったのだ…。