亡くなった夫が愛したピクルスで88歳女性が実業家に コロナ被害者への寄付も

深い夫への愛情と、自分自身も苦悩したコロナ被害の経験から、世の中を癒やしている女性がいる。

2022/04/04 10:30


 

■88歳実業家の今後の目標

インドのラジオ番組『Radio Mirch』でも、88歳という高齢でありながら、立派な実業家となったウシャさんの活動が紹介された。

そんな祖母を支えているラディカさんは、今後もこのビジネスを運営していくとし、「その本質を損なわないように大量生産はせず、 純粋に、彼女(ウシャさん)の夫に対する愛情と、私たち家族の愛情からなされ続けるものです」とコメントしている。


関連記事:コロナ不況で「子供服を捨てないで」 各国で高まる衣類リサイクルの需要

 

■インド人にとってピクルスとは?

ウシャさんが作るピクルスは、インドでは「アチャール」と呼ばれ、野菜や果物などさまざまなスパイスで漬け込まれた漬物である。日本の漬物と同様に家庭料理に欠かせない品で、料理の引き立て役として必ず食されるものだ。

最近では市販のものも多くなっているが、昔から各家庭によってオリジナルレシピがあり、代表的な母の味でもあるため、近年の核家族化が多い都市部の家庭にとって、手作りアチャールは大変貴重なものとなっている。

インドではコロナ感染率が拡大し、被害者も多く出るなど、政府にとっても大きな問題となっていた。そんな中、ウシャさんのように慈善活動を行う人々も多く、国民と政府が一体となり国を支え、コロナを乗り切る努力をしていると言えるだろう。

ミックスピクルス 283g (3本)アチャール 漬物 pickles【Amazonでチェック】

次ページ
■活動を語る88歳の実業家
インド寄付レシピ手紙漬物ベジタリアン慈善活動実業家デリー新型コロナウイルスアチャールピクルス
シェア ツイート 送る アプリで読む

人気記事ランキング