ロシア軍が放射性の「お土産」を略奪か ウクライナは「ダーウィン賞を受賞すべき」

持ち歩くだけで危険な放射線源を戦利品に? ウクライナの政府機関が危険性について警告している。

2022/04/13 15:45

Radiation hazard warning sign depicted on a concrete wall

ウクライナの政府機関は、ロシア軍の兵士たちがチョルノービリ(チェルノブイリ)の研究所を襲撃した際、高濃度の放射線源を「お土産」として持ち帰ったと主張している。『Newsweek』などの海外メディアが報じた。



 

■研究所から放射線源を略奪

ウクライナのチョルノービリ立入禁止区域管理局は10日付のFacebookで、ウクライナに侵攻したロシア軍がチョルノービリにある2つの研究所に侵入し、略奪を行ったと発表した。

ロシア軍はエコセンター研究所にある電離放射線源の貯蔵所に入ると、133個の放射線源、合計700万ベクレル分を盗難または損傷。管理局によると、これは約700キロの放射性廃棄物に匹敵する量だという。


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■奪ったモノは戦利品に

ロシア軍はさらに、原子力安全研究所の事務所と研究所でも略奪を行った。研究所には電離放射線源と燃料溶融物のサンプルがあり、現在これらがどこにあるかは不明だという。

当局は、盗まれた放射線源は立入禁止区域のどこかに廃棄されている可能性もあるが、ロシア軍の兵士によって「お土産」として持っていかれた可能性が高いと主張している。

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■持っているだけで命の危険も
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