問題になっている今こそ… 約8割が「宗教」と「カルト」に対して望むこと

問題になっているからこそ、話し合いが必要なのかも…。

2022/09/12 06:00


 

■同級生の2世信者

編集部が話を聞いた30代女性は「学生時代の同級生に、親がある新興宗教を信仰していて…。その子はまったく信仰心がないので、とても嫌がっていたのを覚えています。金銭的なトラブルは聞いていませんが、他と違うというコンプレックスがあったようです」と話す。

そのような経験からカルトには批判的で、「同級生のところはそこまでひどくはなかったのかもしれませんが、もっとカルトは法的にも取り締まるべきだと思っています。とくに2世と呼ばれる人たちは、かなりの苦労をしている方もいますからね」と続けた。


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■線引きが難しい

カルトと普通の宗教の線引きが難しいと考えている40代男性は「もちろん、人に危害を加えたり多額のお金を奪い取るようなものはいけませんが…。曖昧な部分にいる集団まで規制の対象になると、あまりよくない気がします」と考えを述べた。

さらには「もし法律によって線引きするなら、はっきりとした定義を作るべきだと思います。明らかにカルトと認められるような団体にのみ、ペナルティーを課すようにしないと…」と続けている。

問題になっている今こそ、深い話し合いが必要になるのかもしれない。

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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2022年8月26日〜9月5日
調査対象:全国10代~60代の男女1,574名

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