ドラフトが上手なイメージの西武だが… 過去3年の指名を里崎氏が辛口評価

里崎氏による西武のドラフト通信簿。過去3年は、「チームが想定している選手たちが活躍していない」と辛口評価。

2022/09/26 14:15


 

■育成5位の水上投手が大活躍

2020年は、2位の佐々木健投手(NTT東日本)が37登板、防御率3.03と2年目にして飛躍シーズンとなっているものの、1位指名の渡部健人内野手(桐蔭横浜大)が2軍で打率1割8分5厘、10本塁打と苦戦。この状況に里崎氏は、「これはちょっと打率低すぎるな」と話した。

他の野手を見てみると、4位の若林楽人外野手(駒澤大)が昨季序盤にレギュラーに定着し、44試合出場、20盗塁と持ち味を発揮していたが、左膝を負傷。今季は28試合出場、打率2割7厘、3盗塁と思うような成績を残せていない。

1番の出世頭は育成5位指名の水上由伸投手(四国学院大)だ。昨季5月に支配下契約を勝ち取ると、1軍で29試合に登板。今季は勝ちパターンの一角として59登板、防御率1.78と西武のブルペンを支える右腕に、里崎氏は「新人王獲りますよ」と太鼓判を押す。


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■隅田投手は良い投球をみせるが

隅田知一郎

2021年は、隅田知一郎投手(西日本工業大)を4球団競合の末に獲得した。ルーキーイヤーから1軍で登板しているが、16登板、1勝10敗と大きく負け越し。

里崎氏は、「(防御率3.75と悪くないため)もうちょっとね、良いピッチングした時に勝てれば、ちょっと状況は変わったかなというところ」「プロでの時間の使い方、シーズンの送り方、体力維持というところを勉強になってね、来年どうなるかは期待したいですけどね」と語った。

野手では育成2位指名の滝澤夏央内野手(関根学園高)が高卒ルーキーながら、46試合出場、打率2割2分4厘の成績を残し、源田内野手が怪我した時期の穴を埋めたことも記憶に新しい。

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■過去3年のドラフト評価は…
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