元警察官のヘビー級格闘家を狙った“寸借詐欺”　ネットでは「大胆にも程がある」の声

RIZINに出場している元警察官の格闘家・関根シュレック秀樹選手が9日、横行する「寸借詐欺（すんしゃくさぎ）」のトラブルに遭遇したことを明かした上で、「みんな気をつけて！」とTwitterで注意喚起。ネット上で反響を呼んでいる。

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■「宿泊代を貸して欲しい」

「ホテルで寸借詐欺に声かけられた。『相談があるんですけど…昨日お金をおろし忘れて宿泊代を貸して欲しい』と若い男」という書き出しで、今回遭遇したトラブルを克明につづったシュレック選手。

即座に詐欺行為だと察知し、「食い気味に『無理です！』」と断り事なきを得たという。

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■元警察官

筋骨隆々のシュレック選手はリングで活躍するヘビー級の格闘家。一方で元は静岡県警刑事という異色のプロフィールがあることも知られる。

その経験からTwitterでは「寸借詐欺は警察に届けても犯人に『返すつもりだった』と言われると立件が難しい。基本的に同様の犯行何件か集めないといけない」とも注意喚起。「みんな気をつけて！」と同様のトラブルを回避できるよう呼びかけている。

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■容疑者は警察に連行

その後、シュレック選手はホテルスタッフに状況を説明。「先ほど警察に捕まって行きましたとのこと…ご心配かけました」と容疑者が連行されたこともつづっている。

ネットでは今回の一部始終を知り「常習犯ですかね…」「タチ悪い」「大胆にも程がある」と容疑者の行動に呆れかえるコメントが次々上っている。一方で、現役の格闘家を狙ってきたという部分に注目し、「あえて剛の者にいくとは、本当に『誰でもよかった』んですね」「元警察官だとは知らなかったのかな」「シュレック選手に寸借詐欺仕掛けられる鬼メンタルをもっと他のことに活かしてほしい」という声もあった。

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■横行する「寸借詐欺」

新型コロナが停滞し街中に人が戻って以降、ネット上では「財布を落として困っているので金を貸して欲しい」と街中で声をかけられる、いわゆる「寸借詐欺」トラブルが相次いで報告されている。この時期は上京したての若者も多く、被害者の親切心に付け込んでくるケースもあるようだ。

貸した金は返されず、被害者は泣き寝入りを余儀なくされるケースが多いのが現状で、「久しぶりに寸借詐欺に遭った」「東京ではすごく多い」「LINE交換して後で絶対に振り込むんでって言ってきた同年代ぐらいの男がいた」などの声も散見されており、警視庁は「トラブルに遭遇したらすぐ警察や交番に相談して欲しい」とコメントしている。