「プール撮影会」中止騒動、共産党の“勝手な言い分”にイベント運営側は怒り 1000万円超の損失か

週末開催予定だった「プール撮影会」が軒並み中止の異常事態。撮影会運営元は、その経緯について怒りを露わにする。

2023/06/09 17:00


 

■開催中止を余儀なくされたワケ

しらこばと水上公園

フレッシュ撮影会は、まだ無名の撮影モデルやアイドルでも積極的に起用し、ファン獲得に一役買ってきた団体。他団体に比べると水着やコスチュームの露出レベルが低く、より健全な撮影会を目指しており、ファンからも評価されている。

植田氏は続ける。「これまで指示されたルールをすべて守っていたのになぜ…というのが第一印象。我々も受け入れられないと交渉を続けましたが、参加するモデルやファンがいるので長引かせることはできず…」と開催中止を決断したという。


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■「違反」部分が不明のまま…

また、どの部分がNGルールに抵触したのか、撮影会団体側には一切示されていないとも主張する。

「我々はプール管理側から中止要請が入ったため、それに応じただけ。繰り返しますが規則はすべて守り、プール側も了解し問題なく毎年プロジェクトは動いていたのです。

そんな長年付き合いのあるプール管理側を悪く書かないため、『一方的な中止要請』をオブラートに包んだかたちで中止を発表しました。が、突如共産党側から『貸し出し条件が守られていないことが主催者のHPより確認された』と、あたかも撮影会運営側がルール違反を繰り返しているかのよう発信された。明らかに事実と異なる」と憤る。


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■1,000万円以上の損失

撮影会開催にあたって約350社の芸能事務所との交渉、スケジュール調整を繰り返してきた同社。当日のスタッフ配備、キッチンカー、テント設置などもろもろのキャンセル料、参加者のチケット返金など、損失は少なくとも1,000万円以上にものぼる。

ドタキャンを食らった一般参加者には遠方から飛行機、ホテルを予約して訪れる者も少なくなく、ネット上では共産党側を非難する声が大半を占めている。

「プール管理側も板挟みになっているのは理解できる。ただ『撮影会が違反をしているのでは』と他者に疑念を生じさせる一方的な共産党側の発信には怒りを覚えます。

もちろん一部団体がルールを守っていなかった可能性もあります。しかし、すべての団体がその対象になるのはおかしい。実態を調べず全禁止を要求するのは納得できません」(植田氏)と、騒動の火種はまだ消えていない。


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■執筆者プロフィール

キモカメコ佐藤:1982年東京生まれ。『sirabee』編集部取材担当デスク。

中学1年で物理部に入部して以降秋葉原に通い、大学卒業後は出版社経て2012年より秋葉原の情報マガジン『ラジ館』(後に『1UP』へ名称変更)編集記者。秋葉原の100店舗以上を取材し、その後『ねとらぼ』経て現職。コスプレ、メイドといったオタクジャンル、アキバカルチャーを精力的に取材中。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

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