日曜劇場『VIVANT』、異例すぎるストーリーに衝撃 「こんな手法が…」関係者も絶賛

「宣伝なし」で始まったドラマ『VIVANT』。ネット上では、魅了される人が続出して…。

2023/07/24 04:15

堺雅人・阿部寛

「敵か味方か、味方か敵か──冒険が始まる。」───。日曜劇場『VIVANT(ヴィヴァン)』(TBS系)が話題を呼んでいる。放送まで作品の詳細が明かされない大胆な手法を取り、初回から魅了される人が続出。

業界内でも、このドラマに驚きの声があがっているようで…。

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■超豪華な俳優陣

『VIVANT』は、エリート商社マンの主人公が、所属部署で起きた誤送金事件の損失130億円を回収するため、中央アジアにあるバルカ共和国へ向かうところから始まる。現地で様々な事件に巻き込まれ、仲間と助け合いながら、巨額の損失金を取り戻していく物語だ。

主人公のエリート商社マン役を堺雅人が演じる。堺を助ける仲間役の阿部寛や二階堂ふみの他、松坂桃李、竜星涼など豪華なメンバーが多数出演。

さらに、16日に放送された第1話のラストでは、役所広司と嵐・二宮和也も登場し、今後の展開が注目される。


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■「宣伝なし」スタイルが話題に

先述したような豪華なキャストを迎えながらも、放送開始までモンゴルロケが行われた以外に、詳細な告知はなかった。「宣伝なし」という強気なスタイルは、業界内でも話題になったという。

ある制作会社関係者が語る。「昨今、映画やドラマは、放送前にある程度SNSで話題になることもヒットの条件の一つだと考えられています。『VIVANT』はあえて詳細を告知せず、出演者も多くを明らかにしなかったことで、『どんなドラマか見ないと分からない』と、視聴者の興味をそそったようです。第1話のラストで、これまで未発表だった役所さんと二宮さんという主演クラスの俳優が出たことで、放送後にSNSでも話題に。こんな手法があるのかと、驚かされましたよ」(制作会社関係者)。

昨年末の映画『THE FIRST SLAM DUNK』や、14日から公開中のジブリ映画『君たちはどう生きるか』も、公開まで作品の詳細はベールに包まれていた。こうした「宣伝なし戦略」が、少しずつ広がっているのかもしれない。


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■壮大なストーリーにも期待

作品の中身も、制作サイドの熱量が窺える。初回は54分拡大の114分スペシャルで放送され、中央アジアを舞台とした壮大なスケールだ。

前出の制作会社関係者は、物語の展開にも期待を寄せる。「近年のドラマは、何か事件が起きてそれを1話の中で解決するのを続けていく、『1話完結型』が多い傾向にあります。その点、『VIVANT』は、初回で謎がいくつも散りばめられ、パズルで穴の空いたピースを一つ一つ埋めていくように、この先で謎が明かされる展開になると思われます。映画のような重厚感のあるストーリーなので、回を重ねるにつれて注目度が高くなるでしょう」(前出・制作会社関係者)。

冒頭のドラマのキャッチコピーのように、誰が味方で誰が敵なのかという点も、これから明らかになっていくのだろう。


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■ネット上でも魅了される人が…

大々的に宣伝しないスタイル、映画のようなストーリー展開…。異例づくめでスタートした『VIVANT』は、ネット上でも話題に。

「海外ドラマのようなスケールのデカさ、日本ドラマでは見ないようなアクションの連続で今後がかなり楽しみ」「ハラハラドキドキ感があり最後までとても面白い」「映画を超えるドラマになりそう」「初回が100分超えですぐ飽きると思って見たらあっという間だった」など、早くも魅了される人が続出している。

まだまだ謎が多い『VIVANT』。今後の展開から目が離せない。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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