英語スラング「Nature calls」の意味わかる? “自然現象が呼んでいる”が転じて別の表現に…

学校の授業ではなかなか習わない英語スラング。今回は「Nature calls」が持つ意味についてクイズを出題。

2024/01/18 05:15

Nature calls

外国人観光客が急増する日本。道を尋ねられ、「英語がもっと話せたらなぁ…」と思う人も少なくないだろう。そこで、改めて英語への興味を高まらせるため、英語のスラングについて調査を実施した。


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■Nature callsは何を示すか!?

今回テーマにするスラングは「Nature calls」。「Nature(自然)」と「calls(呼ぶ)」が合わさった慣用句で、英検3級止まりの記者には皆目見当がつかない。果たしてどんな意味を持つのか。

答えを1つ混ぜた3択問題として、全国の10代~60代の男女961名を対象にアンケート調査を実施したところ、全体で55.3%の人が「お手洗いに行く」、22.7%の人が「雷鳴が轟く」、22.0%の人が「店員を呼ぶ」を選択した。


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■答えは…「お手洗いに行く」

このクイズ、答えは「お手洗いに行く」。約半数が正解で、逆に半数が不正解だった。特に「雷鳴が轟く」という選択肢は、雷鳴=自然、轟く=呼ぶと単語の意味が重なるため、誤答した人が多かったもよう。英語って難しい…。

今回は、オンライン英語コーチとして活躍するリリィ先生にこのスラングを解説してもらおう。

「この場合、『Nature』は自然現象を表し、『体に起きる自然現象が私を呼んでいる(=生理現象による要求)』というイメージになり、『お手洗いに行く』を意味する表現となっています。主にお友達や家族など、仲が良い相手に伝える際に使います」(リリィ先生)。


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■遠まわしに配慮した表現

なんでこんな回りくどい伝え方をするのか…。

「親しいお友達とレストランやドライブに行った際、露骨に『私、トイレに行くね』とは言わず、遠まわしに配慮した上で伝えているイメージと言ったら良いでしょうか。緊急性はあるのですが(笑)、まだまだ余裕がある状況。子供だったら『Pee(おしっこ)!』等と言いますが、日本でも大人だったら中々そうストレートには言えないですよね。

もちろん『I need to go to the restroom.』と言っても良いのですが、直接的に伝えない方法として使用できます。最近はあまり聞かないとも言われていますが、私がアメリカ在住時の1990年代はネイティブスピーカーがよく使うスラングで、学校で耳にすることが多かったです」(リリィ先生)。

…こうして記者の知力は今日も少し上がったのだった。


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■リリィ先生プロフィール

リリィ

幼少期をアメリカ・イリノイ州で過ごし、帰国後は大阪外国語大学で語学を学ぶ。就職後はIT企業の海外担当、社内通訳を12年務めた後、大手英会話スクール主任講師として200名以上に英語を教える。2023年より独立。ITと子供英語に強い英語コーチとしてオンライン英会話スクールを開講中。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年12月1日~12月8日
対象:全国10代~60代男女961名(有効回答数)

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