飛行機で渡された封筒、驚きの中身にハッとした ANAの神対応が「素晴らしい」と話題に

羽田空港で発生した事故を受け、大きく混乱した航空業界。そんな中、ANAが搭乗客に手渡した「封筒の中身」に称賛の声が上がっている。

2024/01/19 04:45



 

■当時の心境を考えただけで…

ポスト投稿主・りとじゅらさんは、当時の様子や心境について「空港でたったの2時間ですが、無事に目的地につけるのか不安になり、待っているだけでも疲弊していました」「そんな中、被災地の方の不安と疲労はどれ程のものだろうかと心配していると、搭乗ゲートを通った直後に職員の方から『遅延のお詫びの飲食代です』と封筒を渡されました」と、振り返る。

予想だにしていなかった事態にりとじゅらさんは驚いてしまい、着席時に中身を見たら2枚の千円札を発見。いずれも「ピン札」であった。

ANA

様々な出来事に不安を抱き、感情が入り混じっていた中で受けた温かい対応に、りとじゅらさんは思わず涙がこぼれそうになったという。

「機内の人々の待たされた不満や疲弊、事故を知ったうえでのフライトへの不安といったものが、このお気遣いで緩和され、落ち着いた空気感になったような気がしました」「CAさん達の対応も丁寧親切で、フライト中も本当に快適でありがたかったです。事故時のJALの対応といい、どちらも本当に信頼できる素晴らしい企業だと改めて思いました」とも語ってくれた。


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■「お詫びの用途」が素晴らしすぎる

また、今回受け取ったお詫びに関しては「事故で亡くなった海保の方の気持ちを、次へ繋げたい」という思いから、ANAからの金額に同額を加え、先の震災の被災地へ寄付を行なったそう。

「電子マネーで寄付しましたので、頂いた2,000円はそのまま封筒に入れて取っておこうと思います」とのコメントも寄せられており、ANAのお詫びがりとじゅらさんをどれほど安心させたかが窺えるというもの。

なお、今回の対応についてANAこと「全日本空輸株式会社」に取材を打診したが、やはりとてつもない混乱の最中にあるようで、回答は得られなかった。

暗いニュースが続く時期だからこそ、少しでも明るい出来事に目を向け、ANAやりとじゅらさんのように「思いやり」を周囲に繋げていきたい。


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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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