まさに名人芸!懐かしの「ご長寿早押しクイズ」秀逸回答4つ
5日、将棋の第74期名人戦七番勝負がスタートした。
40代後半になっても4冠を保持する最強棋士羽生善治名人に、今もっと勢いのある佐藤天彦八段が立ち向かう今回の勝負。すでに大きな注目を集めている。
「名人」は将棋の7大タイトルの中でもっとも長い歴史を持ち、C2からA級までのリーグ戦を勝ち抜いたうえ、七番勝負を制する必要があるため、もっとも獲得することが難しいと言われるタイトルだ。
将棋以外でもその道で優秀な能力を持つ人間を「名人」と呼ぶ。
■なんらかの分野で名人と呼ばれたことがある?
「名人」と呼ばれたことがある人はどのくらいいるのか。しらべぇ編集部では全国の20代から60代の男女に「なんらかの分野で名人と呼ばれたことがあるか」聞いてみた。
結果、60代男性の14.6%が「名人と呼ばれたことがある」と回答。やはり60代以上は熟練の技を持っている男性が多く、まわりから「名人」と呼ばれ、評価されているようだ。
一方で、20代男性も11.0%が名人と呼ばれた経験がある模様。若くても技術がしっかりしていれば名人の評価を得ることができるらしい。
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■変わった名人も
日本には将棋、囲碁に加え、かるたやファミコンなど、さまざまな「名人」が存在しているが、そのすべてがその道で高い功績を残した人物。しかし、中には変わった名人も存在。
とくに異質といえるのが、TBS『さんまのスーパーからくりテレビ』内で放送されていた『ご長寿早押しクイズ』の名人たちだろう。
出演者のなかでとくに面白かったご長寿を「名人」として認定し、名人同士でクイズを行う「名人戦」が行われていた。爆笑回答は以下のとおり。
Q「俗に恥ずかしい気持ちになった時に顔から出るものといえばなんでしょうか」
A「ガマン汁」
Q「シンデレラがお城に置いてきてしまったものは?」
A「尿瓶」
Q「昔話しょじょ寺でおしょうさんと一緒にお腹を叩いていたのは誰?」
A「ベテラン医師」、「トンガ人」
Q「パンダの好きな食べ物といえば?」
A「メンマ」、「メスゴリラ」
『ご長寿早押しクイズ』は『さんまのスーパーからくりテレビ』の主力コーナーで、名人はその中でも随一の存在として親しまれてきた。しかし、一部から「お年寄りを笑い者にするな」とクレームが入り、終了。『スーパーからくりテレビ』衰退の原因といわれる。
やはり名人は各分野で秀でた人間であり、むげな扱いをすると衰退してしまうということだろう。
(取材・文/しらべえ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年3月20日~2016年3月24日
対象:全国20代~60代の男女1352名