5人に1人が「今でも許せない」と回答!教師の仰天エピソードとは
どんな人でも、「一生忘れられない教師」という存在を抱えているはずだ。
たとえば、児童や生徒のために全力を尽くして仕事をした教師は多くの教え子から慕われる。それも生涯にわたっての恩だから、その絆は非常に強固だ。
だが逆に、教え子から恨まれ続ける教師というのも存在する。その教え子が学校を巣立ったあとも、憎しみの対象になってしまう。そんな教師が、どの学校にも必ずひとりはいるのではないか。
■「許せない教師」は確かにいる
しらべぇでは、「今でも許すことのできない小中学生時代の教師がいるか?」というアンケートを取った結果、「はい」と答えたのは19.4%。
5人に1人の割合の人が「許すことのできない教師が存在する」と答えたというのは、決して少ない数字ではない。
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■アルミ筆箱禁止令
「教師の質」が見直されている今現在はさておき、かつての教育現場は確かに癖のある教員が多かったという評価がある。
30代の男性A氏に話を聞いたところ、A氏の小学1年生時代は「地獄」だったという。担任の女性教師がたびたび癇癪を起こし、文字通り叫んでいたというのだ。
「あの頃のいい思い出は、まったくありません。その先生は本当に頻繁に怒鳴っていました。当時はアルミ製の筆箱が子供の間で流行っていたのですが、それを開け閉めする時の音がうるさいという理由でアルミ製筆箱の持ち込みを禁止したのです」
そんな措置をしたのはA氏のいたクラスだけで、他のクラスでは誰しもがアルミ製筆箱を使っていたという。
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■「恨みを買う」ということ
「何しろ、小学1年生でしょう。新入学から数日で学校が嫌になってしまったほどです。しかも、クラス内でいじめも発生していました。その教師は、そういう面での管理もまったくしていなかったということです」
A氏は最後に、こう付け加えた。
「あの教師の顔と名前は、今も忘れていません。墓場まで持っていくつもりです」
この言葉には、恐ろしさが秘められている。自分よりも20歳、30歳も下の人間に恨みを買われるというのは、その後の人生の可能性を大きく縮めてしまうということでもある。
そして人間は、「報復」という行為にエネルギーを注ぎたがる動物だ。
目の前にいる児童は今は子供でも、数十年後は誰も予想だにしていなかった成長を遂げているかもしれない。教師はそのことを、決して忘れてはいけないのだ。
(取材・文/しらべぇ編集部・澤田真一)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年3月18日~2016年3月22日
対象:全国20代~60代の男女1352名(有効回答数)