母の日なんてもういらない!3割の女性がそう答えた世代は…
「母の日」は、日頃仕事や家事などをこなす母親の苦労をねぎらい、感謝する日である。なぜ5月の第2日曜日になったのかは諸説あるが、アメリカのマザーズ・デイがそうなっているため、日本もそれに習ったといわれる。
一般的に、母の日にはカーネーションを贈るものとされているが、最近はデパートなどがここぞとばかりにさまざまなものを販売しているため、プレゼントも多種多様になっている。
しかし、年々ビジネスの匂いが色濃くなっているだけに、「うんざり」との声も。
■女性からみても「母の日はいらない」と思う?
プレゼントを贈られることが多い女性は「母の日」についてどのような意識を持っているのか。しらべぇ編集部では、全国の女性を対象に母の日について聞いてみた。
結果、各世代で2割程度が「いらない」と回答。もっとも多かったのは50代で、3割に迫る勢いに。子どもが家庭を持っていることが多いと思われる世代だけに、「自分のことはもういい」と思っているのかも。
逆に、子育てに奮闘していると思われる30代は1割強と低い数字に。家事や仕事が忙しい世代ほど、「ねぎらってほしい」と考えるのだろう。
■否定派が提言「母の日じゃなくとも感謝するべき!」
必要派、不要派の双方の意見を聞いてみると…
「私は田舎から上京してきたので、母親とは会えませんし、会話もしていません。母の日にはなにかをしなければいけないとは思いますが、なにもしない年が続いていて、罪悪感を感じます。
むだに『プレゼントをしなければいけない』という気持ちを煽る母の日は好きではありませんね」(20代女性)
「母の日そのものに賛成反対というより、母の日じゃなくとも感謝の気持ちは伝え続けるべきではないでしょうか? 電車でも、譲るべきは優先席だけじゃないですよね? ちゃんと気持ちがあれば、柔軟に行動できるんじゃないかなと」(30代・女性)
普段から感謝の気持ちを持つことが重要だが、それを態度で示すのが、母の日なのかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年4月22日~2016年4月25日
対象:全国20代~60代の女性686名(有効回答数)