【年末年始】「あけおめLINE」は0時30分までガマン! LINE広報に聞いた
携帯電話の普及とともに、世の中に拡がったのが「あけおめメール」や「あけおめコール」。年が明けた直後、なるべく早く新年のお祝いを友人に伝えたい気持ちの現れだろう。
しかし、アクセスが集中すると通信障害につながりかねないため、電気通信事業者協会は、「大晦日から元日の約2時間は電話・メールを控えて」というお願いをしている。
近年では、スマホの普及とユーザー増加にともなって拡がっているのが、「あけおめLINE」だ。しらべぇ編集部が、アンケートサイト「マインドソナー」で調査したところ、37.8%が「あけおめLINEを送った経験がある」と回答した。
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Q.「あけおめLINE」を送ったことがある?
もはや、LINEが国民的インフラになっていることが伺える。昨年は、「年末年始の『おめでとうLINE』はWi-Fiで」という協力のお願いをブログに掲載していたが、今年は、どんな対策を考えているのだろうか。
LINE株式会社の広報、金子智美さんに話を聞いた。
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Q.「あけおめLINE」で、これまでどんな問題・障害が起きましたか?
金子:LINEのサービスリリースは、2011年6月。準備はしていましたが、やはり初めての年末年始から、「つながりにくくなる」などの問題が起きました。
去年は、年明けから30分くらいはつながりづらくなったり、「画像が送れない」といった事象が起きていました。
電波状況によるところもあるので、たとえば、初詣の行列などでは、電波自体がつながりにくいかもしれません。Wi-Fiのほうが比較的通常どおりご利用いただける可能性が高いので、Wi-Fi接続での利用を推奨しています。
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Q.今年は、どんな対応を予定している?
金子:エンジニアやカスタマーサポートなど関連する担当者は、毎年出社して、ドキドキしながらカウントダウンしています。
LINEは、全世界でユーザーが増えているため、年越しに限らず、いつでも膨大なトラフィックをさばけるようにシステムを増強しています。今年も、少しでもつながりにくい状態を短くできるように、準備とユーザーへのご協力のお願いを行なっていきます。
昨年は、自宅待機のスタッフも入ってLINE上で対策会議をしていましたが、ほぼ通常に戻ったので深夜1時ごろには解散しました。
また、昨年同様、ユーザーさんに「年越しの時間は3GやLTEの回線ではなくWi-Fiで」とお願いする予定です。LINEユーザーは数が多いので、同じタイミングでインターネットへのアクセスが集中すると、LINEだけでなく他のアプリやSNS、電話やメールなどにも影響してくるので、日付が変わった直後直後などは必要以上の利用は控えていただけると、嬉しいです。
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Q.「あけおめLINE」ではなく、どんな使い方をしてほしい?
金子:年越しのピンポイントの時間にこだわらず、たとえば「初日の出見たよ!」とか、日や時間をずらして楽しんでいただきたいです。
お正月向けLINEスタンプや、LINEカメラの期間限定フレームなどもご用意していますので。
画像はスクリーンショットです
(C) LINE Corporation
大切な人に、誰よりも早く「おめでとう!」と伝えたい気持ちはわかる。しかし、その影響を考えると、「スピード勝負ではない面白さ」を狙ったほうが、気持ちが伝わるかもしれない。
(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト 取材協力/LINE株式会社)