【緊急レポート】バンコクのアキバ系が集結するメイドカフェに潜入!
秋葉原で誕生したメイドカフェは、もはや文化として根付いている感があり、秋葉原の代名詞のような存在になっているといった過言ではないだろう。
入店すると「いらっしゃいませ」ではなく「おかえりなさい、ご主人様♪」と、メイドたちの萌え声でのお出迎えは、アキバ系でなくとも萌えさせてくれる絶大な威力である。
メイドカフェ文化はいまや秋葉原だけのものではなく、海外にまで飛び火。昨年4月、バンコクのエカマイゲートウェイに日本人経営のメイドカフェ『めいどりーみんエカマイ』がオープンした。
在籍している女の子、いやメイドさんは約30名。全員タイ人の女性だ。来店する方へのかけ声はもちろん「おかえりなさいませ♪」
私が訪れた日、5~6名のメイドさんが出勤していた。どの子もメイド服が似合う子ばかりで、ふだんメイドカフェに寄り付かない私でさえ“萌え”てしまい、己の年齢を忘れご主人様気分である。
鳴り物入りでオープンした『めいどりーみんエカマイ』。オープン当初は活況を呈していたようだが、1年半が経った今を、店長である上田好伸氏にお伺いした。
「オープンしたころは日本人の方も結構ご来店していたんですが、いまはほとんどがタイ人のお客様です」
タイ人のなかでもメイド文化が広まっている証左だろう。タイ人男性が『めいどりーみんエカマイ』に求めているものとは…。
「昨年、タイから日本への観光ビザが免除になったことにより、多くのタイ人が日本を訪れるようになりました。それにより秋葉原で本物のメイドカフェを体験してくるため、本物志向が強くなってように感じます」
本物志向を求めるタイ人が増えつつあることにより、接客サービスを上げ、細かい点に気を配り、ニーズに応えているそうだ。
タイ・バンコクでのアキバ系ニーズはさらに高まっていくだろう。上田さんは将来的に『めいどりーみんエカマイ』2号店も考えていると、夢を語ってくれた。
同店では、土日だと2時間おきにメイドによるダンスショーを披露。平日だと、2度目の来店時にドリンクパスポートを持参すれば、目の前でダンスショーを披露してくれる。
上田氏へのインタビューが終わったあと、彼から提案を受けた。
「注文時にメイドがおまじないをやるんですけど、体験してみます?」
同店ではドリンクだけではなく約70品の料理メニューが用意されている。それらを注文すると、メイドが特別なおまじないをかけてくれるのだ。
ぜひ見てみたい。私は料理を注文していないが、おまじないだけをかけてもらうことにした。
メイドは両手でハートを作り、いざおまじない。
「美味しくな〜れ♪」
萌えた……。
タイで唯一のメイドカフェ『めいどりーみん』。四十路の私を萌えさせた、脅威の“萌えパワー”を持つメイドカフェである。
【SHOP DATA】
「めいどりーみんエカマイ」
OPEN:10:30〜22:00
TEL:+66-2-108-9466
ADDRESS:BTS Ekamai駅Gateway Ekamai M階
Facebook:https://www.facebook.com/MaidreaminThailand
(取材・文/しらべぇ海外支部・西尾康晴)